大興 御徒町

 この日暑すぎたせいでどうしても冷やし中華が食べたい(非コンビニ)となり、上野にて検索した結果、昭和な冷やし中華のビジュアルに惹かれそこにすることに決定。

 しばらくぶりに上野にて食事をしようと空いたお腹で歩きましたが、飲み屋はともかく大分変化を感じました。どこでもそうなのかという感じがするんですが所謂「定食屋」の類を見つけにくくなった気がします。

 冷やし中華の昭和な見た目から「街中華」を想像して行ったんですが、冷やし中華はありますし街中華は街中華なんでしょうけど、店員さんがそちらの方のようで、調理される方もきっとそうなんでしょう、日本人がやってるソレではなく本場大陸の匂いがしました。店名は「タイコウ」。

 まず最初にきた餃子は5つで500円。

いかにも本場のラー油がかかってる。

 気分通りの冷やし中華はヌルかった(苦笑。

マズいってわけじゃないんですが、店によっては氷が入ってるところもありますよね、氷水でしめたような涼感のある麺を食したかったので、まぁ肩透かしでしたね。

 そして麺量が多かった

450円

900円って値段はこういう街中華でもあれだけ具沢山ならまあ普通って思ってたので、小食の方これ一つで満腹2人を満腹に出来るんじゃってくらいの量(まあ食べはしましたが)。やらかしたのが冷やし中華と餃子を注文後に壁に挟まれてたおすすめのナスのニンニクソースかけと看板に見たチャーハンを頼んだ事。

チャーハンは一応「半チャーハン」で頼んだんですけどね・・・。

680円

普通に思ってる「半」の分量ではなく「中国系の店にありがちな半分だろうと軽く1人前って感じの量」の半チャーハン。

チャーハンだけならまだしもうまそうに思って頼んだナスのニンニクソースかけの量も(当然)多くて・・・。

 着いたのは19時半くらいだったんですが既に満席のようで先客の2人組が並び中で、もう暑すぎる中上野からここまで歩いて来たので新たに他を探して行く気力はなく自分も店前に立ってたら、外にテーブルを出してくれた。

これ+暑すぎる暑さがどこかアジアの国の道っ端、屋台でメシ食ってるような気にさせてくれてちょっと楽しくなっちゃったんでしょうね・・・まさに「調子に乗った」って感じの注文。会計はこれに烏龍茶(300円)で3000円くらい。食べきれたのでよかったですけどしっかり冷やし中華の分量見てから追加するべきでした。もしくはチャーハンかナスかどちらかのみしておけばあそこまで苦労はしなかった(苦笑。

叙々苑 大宮門町店

 大宮にもう一つある方も行った事あるんですが、こっちのが良く感じました。

というのはまあ新しいというのもあるんでしょうが、案内されたカウンター席にかなりの個室感があったから。

場合によっては、囲われているものの上が筒抜けで衝立の高さがそれほどでもないせいで個室感のまるでない4人用のテーブル席よりも居心地良く感じるんじゃと思いました。例えばウルサイのが衝立の向こう側に居るとか。

他の席をウルサイとまで感じた事ってそうはないんですけどね。

 この叙々苑入ってるビル、真新しい感じはあるんですが、なぜか自分の頭にある地方な感じ、そういう昭和っぽさがあってか妙に気に入りました。

 叙々苑サラダにタン塩焼き、カルビ三点盛、壺漬カルビで約15000円。

 宿泊先で焼き肉選択してることは多いんですが、一応は書こうとはするんですけどはっきり言って投稿する気にならない店のが多い。

どこ行ってもその時その時の「縁」を優先したいがために「事前に調べる」って事をしないようにしてるんですが、ハズレを引くたびにというか薄々感じて”い”はした事、今年はっきりと感じたのはもう事前に調べておかないとこの暑さの中だととてもじゃないけどダラダラ歩いて見つけるとか無理だし、調べる気にもならないし、短時間で探して見つけるってことがまず不可能。

 サラダは言わずもがな、これくらいの値段になるとさすがにどれもフツーに美味。

カルビ、上カルビ、特選カルビの中で好きなのは上。一番やわらかいというかトロけ具合が段違なのはやっぱり特。

この後(別な日)別な焼き肉屋へ行ってるんですが(書くかどうかやはり未定)、初めて見る店へ吟味もせずいい加減に入った結果、大して変わらないような値付けなのに全く美味しくない店があって驚くことに。

焼肉食べてこんだけ外れたのって記憶にないくらい。いい値段するのにホント美味しくなかったんだけど「タレ」の問題だけじゃないと思うんだよなあ(注 叙々苑の事ではありません)。

うなぎの旅 七 奈良菊水楼 うな菊 ホテル椿山荘東京店

 美味しかったです。

 改装した部屋が好みっぽかったのでちょいちょいレートは見てたんですが、実際来たのはすごい久しぶりで、いつかと調べたらもう10年以上ぶり

この時は早稲田から歩いて行く派目になってるんですが、というのも途中タクシー通らなくてほんの軽い気持ちで歩き始めたらえらい目にあった。

川沿いの裏門が開いてないし(一回目電話した時教えてよ・・・)なんか結局早稲田の駅から1時間以上かかりました・・・。

 ホテル着いて「前来た時も庭は結構散策してたし、右端の方でしょ?」ってだいたいで甘く見てたら思ってたくらいの下り登りしたくらいじゃ全然お店の影は見えず、もう川からの坂(階段)登った疲れで結構ヘロヘロにさせられててたので庭園内の玉砂利みたいなのに足を取られるのがすごいしんどかった(汗。

 あらためて山形有朋邸の広さを感じさせられましたね。途中庭師の人にこっちで合ってるか聞くくらい参ってて、裏門開いてて真っ直ぐこれたとしても結構しんどく思ったろうなってくらい、うな菊までの道は遠かった。

 途中で「タクシー捕まんないからこのまま歩いて行きますが(ラストオーダーギリギリになりそうなので)必ず行くんで前もってある程度用意しといてもらえませんか?」って伝えていたおかげで店に到着後5分もしないで出てきてましたが、普通にお店に来て頼んでたらどれくらいかかってたのかは分かりません。

 冒頭で「美味しかった」と書いてますが、醤油そのもののような醤油感の強いシャバシャバしたタレではなく粘度の高い甘めのタレで、本店は奈良のようですが自分の好みである埼玉の魚庄さんのに似ている感じ。

ま、それなりのホテルのレストランですからどうしても上品な感じは漂ってますよね。慌ただしくかっ込んで帰りましたが。

 明細見ると5808円で(サービス料込)ホテルの食事としては安目ですよね、昼に行ってますが夜でも一緒でしょうから。そこらで食べてもまともなものなら4000円くらいは、いや鰻重としてだけ見たら50パー増しはやっぱ高いか。肝無しの吸い物だったので余計(後日知りましたが160円の追加で肝吸いに変更可能)。

 うなぎづくしの献立もありましたが、自分には縁遠いですね。昔鮎づくしの店に行きましたが、やっぱりどんだけ好きでも同じものばっかりは飽きそうで、次来た時は白焼きとのあいのせ重を頼めたら。

 

 椿山荘東京、自分の評価ではサービスが抜群に良いホテルの一つなんですが、電話を繋いでもらった先でやり取りしてた男性の方の受け答えがなんか慇懃無礼な感じなのは「どーなの?」と思いました。

 名古屋のアソシアが思い出されてるんですが、言ってしまえば職人でもない「誰でも出来る単なる電話の受け答え」で、ただの(経験浅そうな)接客係かちょっとした管理職やってるってだけって感じの(実際のとこは分かりませんが)50代あたりの男性が客に対しても無意味に偉そうなのって、ちょっと前の日本て感じの悪い部分だと思うんですが、こう感じてしまう事が少なくないのってその世代の男性特有の感性が基になってるように思うんですよね。

 出迎えて席に案内してくれた方ら女性陣の接客はホテルのもので、来てよかったなと喜びを感じましたが、ホテル内の敷地にある飲食店なら例え経営母体や運営が同じでなかったとしても同じ志というか、矜持というか、心持ちででやってもらわないと、って思ってしまったのは求めすぎなんですかね。