天ぷらさくら ヒルトン東京お台場

 なんか色々残念になってましたね。。。

 前回はいつだったのか、ブログを辿ってみれば日本がコロナで騒ぎ始めるちょっと前、武漢で騒ぎになってる辺りに行ってたようで、5年以上も前

 まず従業員の数が凄え減ってるように感じた。

 コースメニューも減らしたっていうか、以前は夜だと刺身無しの安い方と有りの高い方と2つがあって選べたと記憶しているんですが、平日は安い方(13000円)のコースのみ週末は高い方(16000円)といった具合に、そもそも2つしかなかった選択肢すら無くした理由は行ってみるとサービス低下の一つとしか思えませんでした。

 実際の人によるサービスの一つ一つ、その応対は変わっていないようで否、ちょっと時間過ぎて頭の中で整理して考えると「ん?んんん???」となるようななんか中途半端な感じで、総じて評するならどこか雑。

やっすいランチでならまだ理解もするんですが、食事中の客二組居るんだから調理人二人出勤してたなら二つある鍋使って二人で揚げるべきでしょうに、なぜに一人っていう理由はまあ平日だからで、揚げ手の人が一人しか居なかったんでしょうね。きっと。

 日航の頃から他の店と比較して「吉野(さくら)のが美味しい!」っていう風にはなりませんでしたけど、どの天麩羅も以前より全く何も感じない。かき揚げなんかとくに( ^ω^)・・・。

 〆のデザートがクレープになってたのは手間かけてると思いましたし、唯一好印象だった点。

 

 数日前の事なのにもう失念してるのが驚きなんですが、確かトイレのタオルも紙になってたような・・・・・・・。

 という感じに宿泊した際の部屋での経費削減具合にも驚いたもんですが、その余波と言いますか、方針がレストランの人員、食材、サービスまで伸びてきたの?という風には思いましたから、若干の値上がりはあったものの他店のそれと比べればそれくらいは当然といった程度だけに残念に思いましたし、そちらで調整されてしまうのなら足を遠のけざるをえません。

 しゅんが良すぎたのもあるかもしれませんが、しゅんよか高いわけですからね。泊まっていなくとももう一回は来るつもりでいますけど、この日の感じじゃ借景だけで、他にも行けるようなとこ居たらそこからわざわざここを選んで来るまでの味・サービスじゃあなかったですね。

 電話で予約の段階から追加で注文出来る魚介を問い合わせていたにもかかわらず当日そこの案内はないし単品のメニューを出して来やしないし(隣の外国人にはアラカルトメニューらしきもの{もしかするとただの外国人用メニューかもしれません}が出されていたり)、会計は席で出来なくなってるし、済ませておいた会計を「せずに帰ろうとしている」と思っている従業員が居たほど共有が出来ていないし、といった感じに「以前までは最低限それ以上であった水準が以下になってしまっていて」本当残念でした。

天麩羅 しゅん 京王プラザホテル

 京王プラザホテル、7階。

 初訪問ではありますが、マップにまとめだした2017年に作った「行く予定リスト」の最初の方にあるので、10年以上前、新宿で天麩羅を食べたいと思った時には調べていて、2023年や22年の年末には予約を入れかけたりしています。

 新宿は自分にとってカナリ飲食不毛の地でして、西口に天秀、天兼とあるのは知ってて店の前まで行った事はあったりしまして、コロナ禍から以降ほぼ無縁になってましたが、それ以前だとたまには行く程度の馴染みはあったけども、まともな食事が出来た記憶はほとんどありません。

とにかく都内でも有数に地価が高いからある程度高い店はあるものの、経験上ではどこもイマイチっていう、納得出来た店にはほとんど出会えていないせいで、これくらい使えるイイ店が存在してるようには思ってなかったし、ホテルで天麩羅の店に行くってホントに5分5分の賭けだと思っている中での新宿、それもまぁ宿泊料金1万円台が適正と思ってる程度のギリ4つ星ホテルのレストランなんで、期待しては行けてません(苦笑。

 ら、カナリ良かったです。

 

 例によって天麩羅屋で刺身なんぞを食べようとは思わないので、刺身なしのコースメニュー「つくば」で。

 11000円という料金ですが、これにはサービス料と消費税が含まれているそうで、この時点でもうすでに「ホテルの天麩羅」として見ればかなり割安。

 えー左上から車海老、メヒカリ、鰆?、いか、右に移ってまいたけ、山独活、ロマネスコ、蕗の薹。これに単品でふぐと鱚を追加。

そして〆のかき揚げ前に”とても美味しいと感じたメヒカリ”と穴子を追加。

 書くにあたって公式ホームページ見てたらおすすめに河豚があり、それの料金が3000円からとなってましたが、まさか自分の頼んだものがそれだったとは・・・唖然。

もっとこう写真の様なカゴ盛りで2~3人前みたいなのがそれなのかと思ってたので正直引きました。天種一つ、行こうと思えばあんな一口でいけちゃうサイズで3000円て。

 追加モノの値段を書いておきますと、ふぐが3000円、鱚が1800円、穴子が2500円で、メヒカリが1550円。

 メヒカリのお得さが光りますね。イヤ充分高いですねどれもこれも。

追加だけで8850円て。値段が書かれてなかったとはいえやり過ぎた、さすがに( ^ω^)・・・。

 これも公式ホームページで確認できますが、店内窓がなく眺めがないのは少々いただけない点ではありますが、例えば新宿に泊まっていたり、当日だろうと予約が取れるのであればいつでも利用したいと思えるくらいには気に入りました。

他の客の存在が気になるほどではないのですが、上着を預けたりするクロークから、入り口からパッと見の店内全体の印象はモノすんごく手狭で高級感に欠ける。


 まぁでも美味しかったですね。全体的にどれも及第点以上に感じられた。

 巻き海老は専門店のカウンターで出てくるものとしては大ぶりのものに見えたんですが、蜘蛛含め揚げ加減がいいんでしょうね、美味しかった。


河豚

 野菜で印象に残ったのは山独活くらいで、初めて食べましたが、京都のリッツカールトン水暉で食べた蕪や牛蒡の天麩羅同様アリだなーと思わされたくらい美味。

 鱚だけはやたら小ぶりに見えたもので風味も弱くイマイチと思いましたが、それ以外の魚はどれもおいしく「メヒカリ」に至ってはおかわりしたほど。


メヒカリ

 そうそうあまりにも高かったのでふぐの天麩羅の感想を記しておきますと、やっぱり「河豚は唐揚げが最強」です(笑。

美味しくはありましたが、天麩羅屋でしか見ないメゴチなんかと違って「別にわざわざ天麩羅で食べなくていいな」と。

 あとついつい選んでしまうんですが、次回来た時は天茶じゃなくていいかなーって思いました。天茶が美味しくなかったというわけではなく、天丼や定食にしてサクサクのかき揚げほおばって味噌汁すすってた方が良さげ。

 これで口直しの甘味までついて税・サービス料込で11000円ってのは穴場ですよね、最近物価上がりまくりだから余計にそう思えます。

 個人の天麩羅屋には長い事行ってないので比較対象として築地の清壽を検索してみれば、軽く2万越えとか。。。

京都の水暉浦和の荒川も軽く倍以上になってたし、そこまで色々値上がりしちゃってる世の中でココのこれで11000円ならもう安すぎでしょう。

 特に個人店で顕著に感じてた事ですが、季節によって1品2品違いがあるくらいでどこに行っても変わり映えのない決まりきったものを出されまくってもツマラナイので、こう色んな種を用意してくれている店は好きです。

 あ、書き忘れてましたけどマイタケの天麩羅は今までの中で一番美味かったかもしれませんね。蕎麦屋含め世の中の舞茸の天麩羅って揚げ過ぎで不味くすらあるとこばっかだから。

ぽん多本家 御徒町

 自分は秋葉原、末広町の方から歩いて行ってますが、最寄り的には御徒町でしょう。

 かつての茅場町みかわを筆頭に、こう店主が客にある程度の緊張を強いる店、個人的には嫌いじゃーないんですけど、そういうのを好む人って多くはありませんよね、高い金払って食事を楽しみに来てるのにそんなのの何が楽しいんだっていう。

 ここも初訪問の一人客にとっては間違いなくそういう無駄な緊張を強いる店。そしてそれはけっしていい感じのソレではない。

別に店主とおしゃべりをしに行ってるわけではないので、必要以上に声かけてもらわなくていいですし、一見の客にも愛想良くすればいいってもんだとは思ってませんが、「無愛想」というのとは絶対違うと思うんですよ。

 お互いが対等であって、双方ともに礼儀を欠いてはいけないといいますか。

 カツレツ3850円に、ご飯・赤だし・おしんこ550円で計4400円。ですか。

 はっきり言ってしまえば、ここまでの価値は感じませんね。

これプラスで楽しいひと時、誰といつ行っても記憶に残る思い出の時間を提供されるんであれば逆に安いと思いますが、そんなことはなく。

 自分は古めの価値観を好む人間なんで、そういう料理人とのある種の真剣勝負(笑)みたいな空気は結構好きなんですが、お値段からすりゃこれくらいは当然っていう程度の並なとんかつを偉そうに出されても「はぁ」って感じで逆効果。

 まぁ「コレ」を上質という価値つけて提供されるのはご自由ですし、理解不能ということではありませんが、お店に漂わせてる空気感と提供されてくるとんかつに温度差がありすぎて(上回って来ない)、「コレ4000円もする???」っていうのが並の価値観だと思います。

ヒレ派だから余計そう思ってしまうのかもしれませんが、せいぜい2000円っていうか、2000円前後でこれくらいのおいしさのとんかつ出す店は結構あると思いますし、800円や1000円でやってる店のとんかつの4倍5倍美味いのか?って言われたら全然そんなことはありませんし、柔らかいは柔らかいんですが「でもこの柔らかさって鉄のなんかでビタビタ肉叩いてりゃ出んじゃないの?それと何が違うの?」程度の食感で、その料金差に納得出来る程の違いは提供出来ていない、というのが自分の価値観での評価になります。

 蓬莱屋同様、ソース薄い、赤だし不味い、キャベツうまい、漬物うまい、ご飯炊き具合最高、おかわり無料。

 でも大盛を頼んだ客に「おかわりできますから」と窘めるのってどうなんだろう。。。ってのは思った。

後から来た客の事ながら「大盛りを欲してるんだからただ応えてやりゃいいのに」ってそれだけの事すら客に寄り添わない方針?っていうのかな、老舗のシキタリに絶対服従させるって姿勢に萎えるんですよね。

「ウチはずっとこれでやって来てる」ってのはわかってますしなんでもかんでも客の言う事聞いたらいいってもんじゃないのもわかるんですけど、令和にもなって愛想の全くない店でこういう時代遅れのこだわりてただ優しくないだけでしょ。

 赤だしはやっぱり美味しいとは感じられなくて、普通の味噌汁じゃダメなんですかね?赤だしが自分の味覚と合ってないわけではなく、どうしても白いご飯に合ってるとは感じられない。

 こういう感じの店でカード使えるのは良いんですが、でもこういう店なら「その手数料分、味に還元してますんで」なんていう「こだわり」を言ってくれた方がどれだけ不便だろうとそちらの方が嬉しく思えるわけで、別に札を数えるのが手間な程何十万って会計になるわけでもないんだからカード可ってのは決してありがたいわけじゃあない

 総評するとすれば「気取りすぎ」。

 

 高速道路のサービスエリアなんかで売ってるの見ますけど、揚げたじゃがいもってウマいですよねえ。

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