コロナ禍での宿泊料と震災後の宿泊料の比較 其ノ弐

 引き続き震災後とコロナ禍での宿泊料比較。画像全て一休.com

 ザ・リッツ・カールトン東京。

 2012年2月平日36781円(消費税・サービス料込)、土曜49833円(〃)が最安。

2020年8月は8%のポイント即時利用で平日57524円(消費税・サービス料込)、土曜59876円(〃)が最安。

朝食付きのプランになりますが、ルームサービスでの提供はなくレストランでのみ。

 平日3万円台半ばという宿泊料金から、震災後1年を目前とした2012年2月でもまだ需要が回復しているような感じはしません。

 2020年8月5万円台後半の宿泊料は近所にあるグランドハイアットの1.5倍以上。

いかに高層好き、部屋の広さは2割くらい広いとはいえ、朝食もルームサービスは選択出来ませんし、強気すぎに見えました。

 活用の提案という受け身な姿勢ではなく「朝食はルームサービスでのみ」という強気の対策をしていて欲しいホテルなんですけれどね。

 

 

 シャングリ・ラホテル東京。

 2012年2月平日36729円、土曜43313円が最安。

2020年8月になると平日62495円、土曜74510円に。

こちらも朝食付きのプランになってますが、レストランが営業してる日はレストランのみで、営業していない日はインルームダイニングでとのこと。

 其ノ壱からここまで見てきた中で抜群に高い。朝食無しのコンラッド、朝食付のグランドハイアットの倍。

 気に入ってたホテルでしたが、2013年の滞在でサービス低下を感じて以降足が遠のいてしまった理由にはこの宿泊料の高さもあります。

時期は忘れましたが過去7万円以上がずらりと並んだ月があったり、今まで書いてきた震災前からあるホテルの中で一つ抜けた高い料金を見かける事が多くなってからは、「アレ(料金)であの(サービス)・・・」と思うようになってしまって候補として見ることもなくなりました。

 ただここのメロンジュースは「真(本当という意味での)のメロンジュース」で、駅やデパート内で生搾り?ジューススタンドを見かける度に思い出して行きたくなるんですよねー。

あまりイヤな思いはしたくないと言いますか、良い思い出は良い思い出として残しておきたい派なので。。。

 

 

 ここからは2012年のものはなく今後の記録として。

 フォーシーズンズホテル丸の内東京。

 日曜日に55991円の日もありますが平日は61074円で、土曜は66170円(13%のポイント即時利用の場合)。

上記料金の部屋は44平米で朝食付きでもありません。

 今日(8月9日)の時点で「部屋おまかせプラン」で平日週末関係なく税・サ込57000円から売られていますが、ここは5万円を切らさないホテルというのが自分の印象でして、前を通る度に「一応」その日の宿泊料を調べてみるんですが、いつみても(週末なので)7万円台で、自分が泊まる可能性のある中ではこのホテルが一番高嶺の花。

 

 

 アマン東京。

 15%のポイントを即時利用で、平日96780円、土曜107525円。

朝食付きのプランで8月中はルームサービスでとのこと。客、ホテルどちらの側から見たってこうするのが現状最善ですよね。

図抜けて高い宿泊料ですが、ほかのホテルならスイートで売ってるような広さの部屋なのでシャングリラの感想とは違って割高とは思っていません。

 開業前には自分の持ちうる最強のコネを使い開業日に泊まろう、なんて考えていた東京のアマンでしたが、オープンが近づき詳細を知るにつれ好みの感じとはズレたホテルになってるようで、「星※やみたいだな・・・(当然実際は雲泥で全く異なるものでしょうが)」と興味が失せてしまい、現在に至ってるんですが、東京で一番高いホテルと思うと一度は行ってみようと思うのですが、いかんせん近くのパレスホテルへも泊まっていないのと同じ理由で、皇居と東京駅から新橋駅あたりまでのJR線路に挟まれた一帯があまり好きではないんでしょうね、静かな空間こそ好むものの人の賑わいがないエリア、よりも繁華街の方がまだ好きなのでなかなか気分転換のみで訪れようということにはならなくて。

そして今回見ていて初めて知りましたが、ルームサービス24時間じゃないんですね。開業当初からこうなのか、コロナ禍の今そうなのか調べてはいませんが。

 このホテルの開業にはまだ関わっていたんだと思うんですが、やっぱり創業者が離れてしまってはその魅力、自分が海外をフラフラしていた時に知って思った「いつかはアマンに」という気持ちも薄れてしまって、コンセプトは生きていてもその魂やセンスは存在しないんだろうなぁ・・・というのが賢島や京都、そして東京を見ての感想です。

 

 

 アンダーズ東京。

 平日46992円、土曜50058円が最安。

ここも朝食付プラン。ですが今(9日)はルームサービスでの提供はなしの模様。

 ここも開業前はいつ行こうかと考えて楽しみにしていたホテルだったんですが、やはりホテル公式ホームページや予約サイトで詳細がわかってくるにつれ段々と興味がなくなってしまったホテル。

ざっくりわかっていたことですが、ここらではっきりと小規模なホテルよりもレストランがたくさんあったり館内設備が色々あるホテルの方が好きなんだなと気づきます。やはり部屋数が少ないと抱え込める総宿泊客数も多くはないので、その容量以上のダイニングを設けるのは無理があるんでしょうね。アマンもそう。

虎ノ門という場所の微妙さはあると思っています。ハイアット贔屓なので食事にだけでもと行こうとした事は何度かあるんですが、地図で見ると六本木からも新橋からも近いのにここいらへは一度しか行ったことないってくらい馴染みのない一帯で、まーここ周辺で働いてる人か用事のある人じゃないと偶然前を通りがかるなんてことはまず発生しないだろう地域。

という場所柄の不人気さ?のようなものが、そのままホテルへの人気≒宿泊料に現れているようで開業当初の強気な宿泊料、というかこのホテルブランドの方針が東京っていう勢いの枯れた街には合ってないように感じていますが、泊まったら変わるでしょうか。

 

 

 そして自分の気に入っているホテルでもう二つほど。

 セルリアンタワー東急ホテル。

 最安はダブルという28.4~31.2平米、140㎝~160㎝幅のベッドという設定に幅のある部屋で、このからくりは旧シングル、デラックスシングルをまとめたからだと思われまして(旧シングルが28.4平米140㎝ベッドの部屋、旧デラックスシングルが31.2平米160㎝ベッド)、なのでキング(160㎝~)というやや広めで1000円ほど高くなってる部屋を選択して、平日土曜変わらずの24700円均一。

ただ上の画像のは通常14時から可能なチェックインが16時以降からになっていて、チェックアウトも通常12時のところ10時で、朝食もないプランになってます。

通常通り14時チェックイン12時チェックアウトのプランになりますと(下の画像)、2割ほど上がった29314円均一で、24700円のプランにはないお盆期間中にも予約を入れられるようになります。

 おススメのデラックスキング(ビューバス)では消費税・サービス料込34485円。

 そんな、凄い良い部屋、良いホテルと気に入ってるわけではなくて、このホテルにはただ良い思い、思い出があるだけで、なんとなく籠りで泊まりたくなるホテルなんですが、今の渋谷なら年末に見たストリームエクセルとで迷いますし、この金額で籠り目的ならどこでもいいので、はっきり好きなコンラッドかグランドハイアットにしますよなー。

 

 

 ストリングスホテル東京インターコンチネンタル。

 23~24平米のデラックスダブルという部屋が最安になるのですが、30平米のデラックスキングを選択してます。平日22470円、土曜23465円が最安。朝食なし。

  (詳細がわからなかったので公式ホームページを見ましたが全くわからず。スタンダードルームというカテゴリーの中にデラックス、プレミア、エグゼクティブとあり、「デラックスルーム」をクリックしても客室面積24-38平方メートルと大雑把すぎる表記があるのみで、(写真はありましたが)これじゃツインがあるかどうかすらわからなく見える。

下の画像から判断するに、23~24平米の部屋がダブル、30平米の部屋がキング、そしてツインの部屋が38平米なんでしょう。にしても予約サイトのが詳しいわかるのは直した方がいい。)

 このホテル、部屋は微妙なんですが、ホテル全体としての空気をとても気に入っていて(吹き抜けが好きなんだと思われます)レストランだけの利用でも来ているくらいなんですが、普段から若ーーーーー干割高。

実際の稼働率は知りませんが、虎ノ門ではなく品川駅、新幹線が止まるのがデカいんでしょう。泊まった感じでも外国人の利用が多いように見えましたからそこらが強気の理由でもあり今の宿泊料(これくらいが部屋の広さから適正だと思ってる)になってるんだと思いました。このホテルはプールもスパ施設もありませんから。

 広けりゃいいってわけじゃありませんけどこのコロナ下でなくとも3万円台で23~24平米ってのはちょっと高過ぎるか狭すぎる。30平米でもこのホテルの部屋は梁のせいか天井がやたら低く感じ狭く見えていたので、泊まるならば38平米のデラックスツインも候補に入れ選ぶと思います。

ちなみに23~24平米の部屋(デラックスダブル)で3万円台半ばまで払うとレストランでの朝食が付くんですが、日にちは違えど朝食は付きませんが48平米のコンラッドや、ルームサービスも選べる朝食付いた42平米のグランドハイアットと同程度の宿泊料金というのを見ると、こういう状況でもやっぱり強気で割高過ぎと思えます。

 

 前半(其ノ壱)と後半(其ノ弐)とでそう意図して分けたわけじゃないんですが、後半はこのコロナ下でもさほど宿泊料が下がってるように感じないホテルが並びました。

直近を正確には覚えてませんが、たぶん下がってるんですよねこれでも。

ストリングスなんかは前から割高なだけでアマンなんかは見てもいませんが、上に書いたホテルのどこも最安料金にプラス1万2万の宿泊料、だいぶ高くなっていたところからの1万2万引きなので、震災後のレートがわかるリッツやシャングリラだと比べてみれば一目瞭然、きっと5年前くらいの感じですよね。

 7月分を見ていませんのではっきりそうと断定までは出来ないのですが、自分の目にはGOTOキャンペーンの35%をあらかじめ乗っけてるホテルとそうじゃないホテルがあるように思えました。

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