ハイアットリージェンシー東京 アトリウムスイート

 正直な感想として随所で「だいじょうぶかな???」と感じました。

それは予約をする前から感じてたことでもあったんですが、トロワグロがなくなったりその跡に作ったはずのレストランが閉店してたのはまだコロナの影響キツくてとその終息後の新展開に期待して前向きに見ることは出来ても、プールを一時的な利用停止だのではなく「閉じる」というような決定は只事には思えず、案の定売却話。

 「いつなくなるかわかんないな」と思いあるうちに泊まってきました。

ら、まーひどい。

 まず外に居たベルが荷物を断るスキを与えず奪い取り、中の人間に引き継ぐまでは普通な感じでしたが、今回泊まるのはアトリウムスイートでスタンダードスイートですがフロントで交渉したアップグレードとかではなく、予約からアトリウムスイートの客に部屋までの案内その問いすらなし、て。

もちろんそれ自体は申し出られても毎回断る事なのでなくても自分は構いませんが、前後に他の客は皆無で全く混んでいない状況、なのにスイートの予約客に案内なしって「マジ(苦笑???」って驚かされました。

 その後荷物引きずって部屋に行ってみれば冷蔵庫はカラだし、ルームサービスも21時で終わりて・・・( ^ω^)。

これでプールも使えなくなってて、これがコロナ禍のど真ん中、年末年始くらいの消費税サービス料込で1泊9000円ってんなら、「まぁ・・・」って感じにあれこれ仕方のない話ですけど、今(2022年11月中旬)一番安いゲストルームで見て3万以上ですからね。

自分にとってフルサービスのホテルで一番重要視しているのはルームサービスなので(次点がプール)これが24時間じゃないとか深夜帯まで使えないというのであればビジホでも全然構わないんですよ。

もっと言ってしまえば、前世紀に開業した中途半端に古いホテルに泊まるのであれば極最近開業した大浴場付きのアッパービジネスに泊まった方が快適に過ごせる場合もある。

 あとドライヤーのことなんか気にしたことがなかったけど、たぶん3000~4000円で買えるパナソニックで一番安いやつでしょこれ・・・。

使わない人間なんでこの時まで気にすることなくきましたが、ものすごく安いモノなのは見知っていたので「やっすいビジホじゃないんだし、このスイートにコレて・・・」と、高いもんでもせいぜい数万程度の経費、貧乏臭いのにもほどがあるだろって、萎えて初めて「たとえ使わないものでも、ただ置いてあるだけのものでも相応しい質感ってのあるんだな」とあらゆるところに「センス」が必要なことを実感しました。

 部屋に関してはいくつかあるお気に入りの部屋の一つで、動線が最高。

部屋入ってすぐの扉を開けると寝室なのが特に気に入ってるとこなんですが、居室側にあるクローゼットの戸と寝室にあるクローゼットの戸は同じクローゼット共有してる形でこれが本当に使い勝手が良い。

 そして些細な事ですが、こういうちょっと広い部屋になると、寝室と浴室とが直接行き来出来るようになっている、寝室へ出入りする戸が二か所設けられているという点が個人的に大事と感じています。

大した違いじゃないとは思うんですけど、一昔前のホテルでよくあるトイレ洗面浴槽が一まとめになっているタイプの部屋よりそれぞれ仕切られている方を好ましく感じるのと同様に、寝室、居室、水回り(トイレ)と戸があってちゃんと分かれている方がなんとなく落ち着くと言いますか。反対に区切りの全くない部屋だとそれはそれで非日常感を感じられるので好きではあるんですが。

 このバスタブ、写真写りよりかかなり大きく、大きいのはいいんですが、底部分に何らかの滑り止めになるモノが貼ってあったり加工されているわけではないので、つかってくつろぐ自分にとってはイマイチおさまりが悪く長く入っていると居心地が良くないのがとても残念。

カッコいいバスルームなんですけどね。窓がないのもすごく残念ではある。仕方ないけど。

仕方ないと思うのはこのアトリウムスイートの特長でもあるんですが(後述)、住むように滞在するなら狭くてもこういう部屋がいい。

 この部屋は間取りも変わっていますが、その位置も特異でそのおかげか他からの物音は全く聞こえず快適に過ごせ、夜寝ている時もとても静か。

反対に自分がかなり大きめの音を出していても他の部屋から苦情が来るような音漏れはしてなく、これは部屋の外、エレベーターと各部屋への通路部分がアトリウムと通じ開放されているためロビー階で発生した音がかなり直接聞こえ音が目立たなくなってるんでしょう。

 そしてこの部屋最大の特長。

 浴室に窓がないのも仕方ないと思えるのはアトリウムに面したベランダの様な空間があってそこへ出られるようになってます。

自分はこのベランダ?部分に出てアトリウムを眺めるのがひじょーに大好きなため滞在中はずっと開けっぱなしなんですが、このガラス戸を開けていると通路部分と同じ状態、ロビー階とつながることになりまして、一階での話し声が「ここ結構上だけど???」とびっくり出来るくらい響いて直接部屋に入って来る感じがあります。

閉めさえしたらしっかり遮音されるので、ホント籠もり向きの部屋だと思います。

 

 今回泊まるにあたって「少しでも眺望の良い部屋を」というリクエストを出していたのですが

 「アトリウムスイートには窓がありません」

という驚きの回答をよこされました。

これがアレレ???なになに大丈夫???と思った最初の出来事なんですが、実際にはこんな西新宿らしい眺めが見られる充分な外光差し込む大きな窓がしっかりあるのに、それを宿泊に携わる部門の人間が知らないなんて驚きますよね。

日本にあるハイアットの中では安目だけれどそんなレベルの低いホテルじゃなかったでしょうに・・・。

 続き(詳細)は次に雑感として書くかどうかこれから考えますが、まぁ来年なくなっていても何の不思議もない状態に感じました。

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