刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り GINZA SIX

 ミクソロジーサロン後地下二階をうろうろ、唯一印象に残った店です。

 前を通るともう日本人なら絶対、匂いの元を探して目が行くだろうってくらい海苔と醤油のいい香りがします。

その香りに引き寄せられガラガラの店頭を覗けばのり弁だけの店で、17時前でしたが本日の分は売り切れとのこと。

買えればこの日の晩御飯はこの海苔弁でもいいやと思ってしまったほどとてもよい香りで「これ持って電車に乗って旅行に出たい」と、自動改札もなかった国鉄時代の駅弁売りとかプラ容器のお茶を思い出しました。

 というわけで翌日あらためて出直し。

開店から売っているであろうやつが買えればよかったんですが、既に売り切れていて(13時過ぎてたと思います)レジの後ろで新たな弁当を詰めている。

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 「これ今詰めてるの何時に来たら買えますか?」

 「今作ってる分は15時からの販売になります。」

 「じゃ、15時に来たら買えるんですね、わかりました。」

お昼を食べる前に海苔弁確保してからと思って寄ったので、まさか買えないとは思わなかったけれど上(食事して)で時間はつぶせますんで問題なし。

 「あっ、でも14時半から並ばれるので15時前に来て頂い~」

なるほど。ナイス情報です、ありがとう。

実際だるまきわ味で食べて来た後、戻ってみると15時に10分~15分前でしたが、既にそこそこの(30人くらいは)並びがありました。

15時の販売開始までに自分の後ろに並ぶ人はそんなに居ませんでしたが、15時過ぎてから並んでいたら自分の買いたい海苔弁が買えるか心配しながら並んでいたと思います。

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 この上の写真は購入後の並び具合です。

弁当作りしてれば海苔と醤油のいい香りがしますからねー。たとえ並びがなかろうと覗いて行く人はいるでしょうし、これだけの並びがあれば余計美味しそうに思えるはず。

結局買うまで30分くらいは並んでたことになりますね、15時15分くらいで自分の番。

 限定のも買えましたが、気分は山(鶏)。

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持ち歩きについて特に何も言われないし(持ち歩く時間を)聞かれることもなかったのですっかり忘れていたことですが、真夏の気温でこのまま保冷剤もなしに持ち歩いててだいじょぶなんかな?どれくらい持つのかな?と気にはなりました。帰っていざ食べようとした時でしたが。

何も言われないということはそこそこだいじょうぶなんだろうと特別なことはせずそのまま持ち歩いていましたが、弁当底にある賞味期限には日付のかわる0時までと書いてありました。

 で、食べてみた感想。

驚くほど海苔感がない    

あの足を止めて引き寄せられた醤油と海苔の香りが皆無で驚かされました。

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鶏は美味しく「鶏弁当」なれば大変美味しく満足できる水準だと思うんですが、いかんせん海苔弁として買ってこの海苔弁感のなさにははっきりとガッカリしました。

弁当として言うなら美味しい弁当なんです。例えばこれ駅で鶏弁として売っててどこかへ行く道中で食べてたら「おいしかった」と満足したことを書いてたと思います。

 ただあの香りに惹かれて買った海苔弁だから・・・。

海苔としょうゆの香りは銀座の店内で全て放出されて置いてきた。と思うべきなほどにただただ海苔弁感がないとしか形容しようがない状態で、買ってすぐさまその場で食べるくらいじゃないとあの良き香りの海苔弁は味わえないのかも・・・と思ったほど全く海苔の香りがしない普通の弁当。

あれほど「こんな海苔と醤油のいい香りする海苔弁ってどれだけうまいんだろう?」と思わされ楽しみに持って帰って来た海苔弁だったので、家に帰って蓋を開けた瞬間のコレときたら、まぁ驚けますよ。

でも普通においしいのはおいしいです。ただあの店頭で嗅がされたほどの「期待していた海苔の香り」も味も家まで持たなかった?ってことです。

鶏とか鮭のおかずいらないから「海苔だけの海苔弁」が欲しいかなぁ。昭和の漫画で出てきそうな。今の全く香りのない状態の海苔弁でも600円くらいは出すんで。

 

 追記

 鮭や鶏もなく完全に海苔と醤油のみの海苔弁で1000円なら高いと思いますし、話題になるのもわかります。ただこれ海苔弁、中身はあれだけ目一杯おかず入ってて1000円て値段ですから「駅弁として見たら」別に高いとは思えませんよね。ついでに言えば銀座だし。

駅弁でこれと大差ない感じで同じくらいの値段してるの他にいくらでも売ってるじゃん。ていうか1000円以下の駅弁を探す方が大変なんじゃないのかな。

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それに1000円の海苔弁よりも最近あちこちで見かけるおにぎり専門店の200~300円するおにぎりのがよっぽど高いと思うんですよね。でも納得できる部分のあるおにぎりも中にはあるからそんなに騒がれてないんだと思ってますが。

 むしろ海苔だの醤油にちょっとこだわって作ったらそれくらいの値段になりそうだし、少々高く感じるくらいでも(例えば鶏だの鮭だの大きなおかずなし)構わないから、そこら普通の海苔弁とのはっきりとした違いを味わわせて欲しかった。

まぁその違いがはっきりあるもんだと(においで感じて)思って買ったんですけどね。それが口に入れたらあるはずの感動はなく、店頭でかいだ「あの香りはいったいどこへ???」と真逆の衝撃に驚いてしまったわけですけど。

 

 2018年7月追記

 その後築地にも支店を出したと見て「ギンザシックス自体時間が経って飽きられ落ち着いて、もう並ぶことなく買えるだろう」と予想していましたが、一番見た目美味しそうであった「山(鶏)」だけが売り切れていて、海と畑は売れ残り買える状態。

山であれば買ったけど、海と畑はやはり見た目で食欲をそそられないというか、鮭とちくわの磯部揚げじゃほか弁だし、畑のおかずは彩り悪く冷めきった状態のものをあえて食べる気にはなれなくて買う気になれなかったんですけど、作り立てを待ってまでのものでもないと体験して知っていたためやっぱり買えませんでした。買ってすぐ食べるわけでもない「弁当」だけれど、出来れば作り立てを欲しいと思うのも人情ですよね。

それにしてもいくつか作ってる最中だったのに以前のような海苔の香りは皆無でした。

 それと以前にも思ったことだけれど、場所が弁当に適していない。

東京駅の大丸で物色することはあってもここまで足を延ばしてまで買おうとは思わないので、普通に東京駅に在ってくれたらいいのにって思ってたら、今月末に売店が東京駅構内に出店するようで。

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