いいホテルでした。
良さげなホテルと思っていましたがさらにその上。とても良かった。
今回は「部屋おまかせプラン」を利用しています。
ビューバスの角部屋があることは知っていましたが、窓ガラス下半分が不透明で浸かりながら景色を眺めることが出来ない造りなことも知っていたためこの時点での部屋へのこだわりは一切なく、また初めて訪れた街なので「○○が見えたら嬉しい」というものもなく、何がある(見える)のかすら知らなかったため「眺めさえあったらいいかなー」程度のユルさで予約。
以前調べてて思ってたことですが、地方のせいかやたらと安いんですよね。その安さから期待していなかったのが余計良かったと思えた一因でしょう。
ある程度の宿泊料を取るホテルには存在してる豪華さや贅沢な感じ、単純なトコではロビーの天井の高さや窓の大きさなんかで感じさせられる部分だと思っていますが、同様の質感がアッパービジネスみたいな料金のホテルであると思ってませんでしたから。
よかった点を挙げていくと、まずビルが高い。
というより周囲に眺めを遮る様な建物が一切なく、若い従業員からもここで働いていることへの誇りのようなものを感じるくらい表情が明るく、不満を感じることのなかった接客、そして部屋の質感。
部屋での細かい部分を言うと、ベッドの向き、ハリウッドツインでない、浴槽とシャワーブースが隣でなく離れている(床がビシャる)、「トイレ-洗面-浴槽」とトイレが独立していないなどなど、昔からあるド定番の配置で「全然良くない」部屋のはずなのにビジネスホテルのそれとは似て非なるもの。
「ちょっと広いだけ」「ちょっと窓が大きいだけ」「ちょっと綺麗なだけ」「置いてあるものがちょっといいだけ、多いだけ」と、あちこちちょっとずつ違うだけでここまでの違いになるかーと感心してしまいました。
1階に若めのドアガール?が居ましたが何もなし。荷物少なめだったからだとは思いますが、人員を割いておくなら名前の確認(勿論無線でフロントデスクへ)やエレベーターのボタンを押すくらいした方が印象良いですよね。
「ホテルの格」ってモノが存在して、感じるのならば滲み出てくるのはこういう場面。
それとは反対にフロントデスクの男性はカウンターから出て自ら部屋へ案内しようとしてくれましたが、経験の差の一言では片づけたくない気持ちの持ち様。
部屋は42平米。納得のゆとりある広さ。
天井が高く広い部屋の場合概してベッドやあるもの全て大き目のため、体感してるほどの部屋の広さが写っていないと思ってるんですが、荷物をひろげたままでも全く邪魔にならなかったし、充電用のケーブルを取り回したりして「広いな」と感じました。
水周りでその広さを感じさせてくれてるのも、この部屋の質感と良さを上げているんだと思います。
好みでない配置なのにかなりくつろいで「贅沢な時間」と感じ浸かってましたから。
居心地の良さは相当なもので「今回の旅行、この部屋に3泊でもアリだったなー」と思ってしまったほど。
タオルは都心で5つ星と評価されてるホテルのそれに劣らない厚いもの。
ただ洗面下に収納されているものとシャワーブースのところにかかっているものとで随分差を感じたのですが、それは推測するに順番に満遍なく使われているわけではなく、手に取りやすさが使われ具合にそのまま反映された結果ではないかと。
同じくらい厚手のバスローブは重すぎてちょっとどうかと思いましたが。
それ以外気になったのはシャンプー類がボトル(宿泊料から考えると納得ではありますが)な点と、幸運にも煩いとは思わなかったんですが、水たまり(結露)を発見したサッシ。
朝起きたら結構な量の水が溜まっていて驚いたんですが、雪の少ない仙台とはいえ東北で冬は寒いんだから結露しないように+防音面でも二重のサッシ(窓)にするべきなのに、なんでしなかったんだろう。
眺めは大学が見える側だったので、仙台駅と逆側でいいんですかね。
次回は駅側をお願いしてみようと思います。
最後に、ちょっと感動?してしまったのがこのアイスペール(他の写真にもガッツリ写りこんでいるのですが気づきましたか?)。
今まであちこちのホテルで予約時だったり、チェックイン時に頼んできていることなんですが、ここまでしてくれたのはここウェスティンホテル仙台だけ。
「大げさ(笑)」とか「ここまでする必要はない」と思う方もいると思いますし、常々豪華さと無駄は紙一重と思っている自分もそう感じもするんですが、「(笑)これだけしてくれてる」っていう気配り具合は嬉しく、喜びました。
ルームサービス頼まず早寝しちゃったんですが、なにか食べておきたかった。
働いてる人の表情が明るいホテルはそれだけで素敵ですよね。