「気楽に」と言うと語弊を招くかもしれませんが、自分のような大して生ものを食べられない人間にとっては、きっと外国人旅行者にも寛容であろうホテルの鮨屋のwelcomeな雰囲気が気に入ってます。
夜でしたので「お通しお出ししてもよろしいですか?」的なことを聞かれてました。
アルコールは飲まないので、それで聞かれたのかと後になって気づきましたが、もしかしたら断れるのかもしれませんね。
コースで食べるのは冒険すぎるどころか無理なので、前もっておすすめ寿司を確認してから行くことにしてますが、残念だけれど食べられそうなネタが少ない月。
泊まりに行くことは決めてましたし、グランドハイアット内のレストランで食べるのも決めていたので、向かいにある旬房は当然候補の一つ。
それでも六禄へ行った理由は、冒頭書いた「自分が気楽で自由に食べられる鮨屋」がなかなかない中ここがそうなため。
口うるさいことは言わず、無意味な緊張を強いらない。
食事は「楽しむ」っていうのが大前提で、一番大切だと思ってます。
板前さんとのおしゃべりもその食事を楽しむための大事な要素だと思うんですよね。
本当は車海老を試してみたかったんですが(次こそはと思ってた)、カウンターに座るとやっぱりぼたん海老の方を頼んでしまう。。。
鮨にした車海老が美味しいのかどうか、それが果たして自分にわかるのかどうかはまた次回へ持ち越し。
あとは前回カウンターの端で外国の方が頼んでいて、やたらウマそうに見えた芽葱を頼んでみたんですがこれはあんまウマくなかった(苦笑。
玉子や海苔巻きの美味さ変わらず。
海苔がはっきりと美味い。
海苔のパリっとした食感を味わえるので手巻きの方が好み。
何度か経験を重ね白身での好き嫌いも出てきたような気がするんですが、それら自分の多くない偏った経験を拙い知識でしゃべっていて、それをきちんと汲み取って最後の一貫に勧めてくれたタコがとても美味しかった。
自分が海くさい、生臭いのが苦手と言っていたのから煮切りではなく塩の方がいいだろうと考え塩で出してくれたんですが、これがホントにその通りで穴子は食べられるのですが頼まない理由に煮切りで生臭さを感じてしまった店が過去にあって、大袈裟ですがそれがトラウマで敬遠してた苦手意識の強い自分には思いつかないこういう提案してくれると「来て良かったな」と思いますし、こういう新しい発見と出会えるから好みでないものでも挑戦する食べ歩きは止められない。