MusBee東京浜松町 スーペリアツイン

 羽田発の前泊としてアリなホテルじゃないでしょうか。

ホテルの敷地内に滞在することが主目的でない「寝るためだけの宿泊」でないのならば熟考されてからだと思いますが、こういう一切の関わり、人的サービスを排除した料金の安い簡素な宿泊施設、嫌いではありません。

 セルフチェックインは似たようなホテルに宿泊していた経験もあり戸惑いはありませんでしたが、一人でチェックインをしてチェックアウトしてホテルを出るまで従業員の方の声を一度も聞くことがなかった。

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 チェックインは自動精算機?の画面に従い進めていくと部屋へ入室用の暗証番号が書かれた紙が発行され、チェックアウトはその6桁の番号を入力したらおしまい(事前決済だったので)という味気無さ。

一度経験してしまえば対人の煩わしさがない分気楽でいいと思える部分はあって理解も出来るのですが、それを体験した感じやはり人との関わりは大切だなと気づかされます。たとえそれが一言二言、挨拶のみでも。

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 広さ23平米の部屋は外から見た通りワンルームマンションを基にしたような造りで、ラオンインとほぼ一緒。

 一人暮らしの人のところにお邪魔したような感覚でホテル感は全然ありません(笑。

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 「ホテルに泊まる」「外泊!」といった高揚する部分が皆無なのでさみしく感じるんだと思うんですが、浴槽は狭いものの洗い場付きの風呂はやっぱりいいですし、キッチン(火)は使えるようになってませんが、冷凍庫のある冷蔵庫と電子レンジ、洗濯機と乾燥機まであり。

 「(1泊だし)特に使わないかな」と必要なく思っていたそれらの中で乾燥機、これが意外に活躍しました。

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お風呂に何度も入る方だと宿泊料金の割安なビジネスホテルの場合、替えのタオルを”無料”でもらえないことが多く自分の経験上ビジネスホテルで一番不便に思う点なのですが、この時期常に乾燥したての暖かいタオルを使えるのはよりありがたさがあった。

 なくても困りませんが、あると安心、やっぱり便利といったところです。

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あ、あと風呂の湯温がやはりラオンイン同様、台所脇の給湯温度盤で設定を変える仕様で、熱い湯が出てこなかったので「まさかっ?!」と思って探したらやっぱりあった(笑、と、これもラオンインでの経験が生きたといいますか・・・。

 

 割り切った上で使うなら「アリ」だと思うものの、やはり部屋数がそれなりにあるホテルの偉大さというか、漂う「ホテルの雰囲気」、空気感が自分にとっては大事なんだなと気づかされた滞在でした。

ステイビューいかほ

 伊香保温泉の石段一段目そば、交番裏のローソン向かいにあるビジネスホテル。以前見かけた時から気にはなっていたので、思い切って体験してきました。

 「思い切って」と書いたのは、最近は大浴場があることを売りにしてるビジネスホテルは少なくないし、温泉地の宿泊施設なのに「温泉(大浴場)」がないこと。ただこれはホームページにも書いてあることなので織り込み済み。

自分の場合は上の露天風呂に入りに来たので「部屋に洗い場付きの風呂があるならまあいっか」と割り切れて予約を入れました(ちなみにですが、当日予約で思うところに空きがなかったという結果もあります)。

それと一応というか、チェックインの際、親にあたるであろう「お宿玉樹の大浴場を使える」と言われるんですが、無料ではなく1000円かかる上(1名)22時までの利用しか出来ないという説明があったんですが、ホームページで詳細を確認すると11:30~22:00までと書かれてありまして、ということは夜寝る前は入れないし、チェックアウトは10時なので朝起きてからも入れません。部屋に風呂はあるし露天に入って来た後だったので余計に1000円払うまでの利用価値、魅力を感じなかったのが正直な感想。

 ではまるでダメだったのかというと、そういうわけではありません。

まず部屋が想像していたよりも広く快適で、浴槽が充分大きかった。京都で泊まったラオンインのようなの部屋を想像していたんですが、ずっと良かった。

客室は3階、4階、5階に3部屋、3部屋、5部屋となっていて、訪れる前に抱いていた「小規模な宿」の悪い印象はなく、同じ階に最大3組しか居ないということは人の気配(例えば部屋に出入り音やエレベーターの利用音)を感じる機会が少ないということで、その日の利用状況はわかりませんが実際無人のように静けさは言うまでもなく快適で、まぁ隣人運の悪い時は2組だろうとハズレるんですが。

 

 行ってみて驚いたのが、無人のフロントデスク(笑。

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驚きましたがこれは省いているが故。

デスクにある電話を使い内線で玉樹の人に来てもらいチェックインの手続き。それまで数分待つことになるんですが、チェックアウトの際は鍵をデスクの上に置いていくだけでいいという簡素さに軍配が上がり好印象な点になってます。

後は、コンビニが目の前なのも利点ですし(5階に自販機アリ)、自分の泊まった部屋は眺めも良くてこれがこのホテルの印象を最大限良くした理由です。

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腰窓の方(上)は開けていて入って来る風が心地良くて、もう一方は掃き出しの窓(下)で伊香保の階段が見える。

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 ダメな点は大浴場、温泉がないと言うことに尽きますね。上の露天風呂は最高なんですが深夜や早朝には入れませんし。

温泉場における情緒や趣はありませんので、伊香保に行くのが初めてという方には他の宿を薦めたい。ですが、今回開拓して2泊程度までなら食事に困らないこともわかりましたので、露天目的1泊のみで寝るだけと割り切れる人には「ほったらかしで安くてよいホテル」という感想です。

大江戸温泉物語 浦安万華郷 露天風呂付き和室6畳

 浦安に3泊。

当初の考えでは以前より興味のあった幕張のアパホテルに泊まってみたかったんですが空きがなく、断念したものの大浴場への思い断ち切れず、泊まっていたホテルからすぐそばにあった大江戸温泉物語グループの施設を初訪問することにしました。

 しかも泊まり。

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 ここともう一つ似たような再生ホテルグループと共にあまり良い評判を聞いたことも見たこともなかったので、自分で確かめるいい機会かなと思い、思い切って移動しました。綺麗だしこれといった文句もそれほどなかったホテルだったんですが、どこか居心地が良くなくもう一泊する気にはなれなかった。

 「巷で言われてるほどのことはなく、イイ感じに過ごせるんじゃないか?」と楽観出来ていたのには、去年の春利用した神戸の神戸ポートタワーホテルなごみの湯宿京都の日本館といった和室+大浴場での滞在が思いのほか良かったからに他なりません。

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 大浴場のあるビジネスホテルに泊まって部屋の風呂を使うことがほぼないため、部屋風呂はなくてよかったんですが、あっても困りはしないだろう、というより万が3000くらいですか、「浦安」という客層に不安があって保険で露天風呂付き客室にしました。

 結果はこの念のためが大正解。

 「ととのう」という言葉を知って以来サウナを利用したくてたまらなくて、サウナ目当てと言っても過言ではない選択でもあったんですが、露天と言っても無理矢理露天にしてるような部屋の小さなフロには入らないかなーと思っていたのは大間違い。

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 部屋の大きさというか狭さは想像通りでしたが、フロスペースの開放さ加減と風呂桶のデカさは想像以上で快適で、大変気に入って部屋風呂しか入らなくなるんですが、その理由の一つに部屋の風呂の湯も水道水ではなくちゃんとした温泉だったこと。

 実際行くまでは「どうせ温泉と言っても塩素臭い循環湯。。。」に「部屋のフロに引かれているのは普通の水道水を沸かしたもの」と思っていたんですが、だけに蛇口をひねって出てきたのが塩素の臭いなぞ一切ない塩っ気のある湯水だったのは嬉しい誤算。

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 細かい泉質なんぞは最初から全く気にしてませんが、何回だろうと自由に入れ替えられ真新しい湯を独り占め出来ることと、誰を気にすることなく自分好みの湯温に調整し放題なのがこれほど幸福に感ぜられるとは。

 つかりながらスマホは使えるし、湯船で飲み食いするのも自由なのも良い(笑。

 大浴場の方を全く利用しなかったのにも理由はあってそれは残念な点でもあったのですが、あまり清掃状況が良くないというか、流れが澱んでしまう造りのようで色んなゴミがやたら目につき清潔感がなく、好き勝手出来る部屋の露天とは天地の違い。

 

 露天風呂付きの客室でも部屋にトイレはありません。

ですが、宿泊用区域に10室くらいの部屋がまとまってあるのですが、それら各部屋の中心あたりにトイレがあるので、部屋の戸を開ければどの部屋からも20~30歩はあれば行ける近さのため不便さは感じませんでした。

 行くまでは露天風呂付きの部屋でなくていいと思っていましたが、部屋の風呂まで温泉となるならそれが最高でした。断然良かった。

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 食事面についてですがいくつかある食事処は期待しませんように

それらを例えるなら現在のではなく「”一昔前の”決しておいしくはない」高速道路のサービスエリア。

焼肉屋や本格的な中華料理屋もあったのを見て、店内でではなく「くつろぎ処」という大広間にて中華を中心で他の店からもあれこれ頼んで食べようと考えたんですが、その中華の持ち出しは20時半でラストオーダーと書かれてあり、諦めて近くのテーブルでたこ焼きとフライドポテトを食べながら「どーしたもんかなー」と代案を悩んでいたら、その中華の店の方から「もう閉店?」と声が聞こえましたが、ホント同じ感想。

フロに入ってのんびりマッサージでも受け「さあじゃあそろそろ食事にするか」と思った頃にはラストオーダーや閉店時間が気になるほどの早さで、宿泊者の外出は「そこまでの利用料金を精算した後」許されるそうなので駅まで行けばお店はありますが億劫なのは否めませんし、近くにはコンビニくらいしかなくて食事面ではあまり頼りにならない浦安なので注意が必要です。(ハイアットプレイスにあるギャラリーキッチンというレストランでピザやパスタ、クラブハウスサンドウィッチといったメニューを24時間注文出来ますが)

 昼食代わりに食べたあれこれがイマイチどころかイマニジュウゴくらいの期待外れで、今まで行った日帰り温浴施設の食事処としては最低レベル。

そのせいで全く期待出来ずに、朝食付きプランだからと仕方なくありがたく食べに行った朝食がかなり美味で、この日の気分は朝から上がりました。

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 ここの朝食も「ビジネスホテルの朝食」としてしまえばやはり4つ星ホテルのそれよりはるかに特色が出ていて、食べる(選ぶ)楽しみがあり、そしておいしい。

 特に味噌汁がちゃんとしていてとてもおいしく、具の豆腐が際立ってウマかった。

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 並ぶおかずの中に”冷奴”だけが置いてあって「京都でもないのに珍しいな、こだわってんのかな?」と気にはなってたんですが、納得。

朝食だけでいくらなのかわかっていませんが(1280円)、差額1000円程度ならば”付き”のプランを選択して損はないとおススメ出来ます。

 

 その他注意点として翌日の入館(フロ利用)も込みのプランだったんですが、チェックアウトが9時で、施設の営業時間が9時まで営業の再開が11時からとなっており、再入館できるようになるまでの2時間空白の時間が発生。というか追い出されます(笑。

ただ開園と同時にTDRへ行くような方たちには丁度良くもあるのかな、と思いました。

 日帰り温泉施設が好きで利用を考えている人の場合、その空白の2時間さえどうにかなる算段がついていれば、露天風呂付きの部屋での宿泊はかなり快適で、良い気分転換になるはずです。

 実際利用してみた感想として、たぶん隣に小さい子連れのご夫婦が泊られていたと思うのですが、物音や話し声が気になることもなく過ごせて、思いのほかくつろげていましたので。

 あとどこかのホテルの使い捨てのスリッパをここ用に持ち帰って持参しましょう。

 

 追記

 大事なことを書き忘れていました。

 ここは「”泊まることの出来る”温浴施設」なだけで、旅館ではありません

「旅館・ホテル」と思って行くと大変嫌な思いをすることになるやも(笑。

 飲食とマッサージを除いた接客はサービス業の中で最低と感じた態度、対応(飲食はほぼ、マッサージは未利用のため)。

そのやる気のないしゃべり方は普段の生活で在る「普通の感覚」だと腹立たしく気分が悪くなるばかりで、温泉につかれても精神面が疲れ精神衛生上よろしくありません。

特に受付(会計)に居る男性従業員3名と言葉を交わしましたが、3人とも最低最悪で、失礼と思うくらいの応対をされ嫌な気分になります。ですので一切言葉を交わさないつもりで行って、何かあってもその人たちに尋ねたりするのはやめましょう。

 自 分 で 調 べ た 方 が マ シ で す 。

 それと連泊の場合はカプセルホテルのように追い出されることなく室内に居続けられるそうなので。(注 「 お な じ カ テ ゴ リ ー の部屋の場合に限り」と念を押されましたがそんなことわかっとるっちゅーねん。。。)。