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ディストリクト ーブラッスリー・バー・ラウンジ キンプトン新宿東京

 ひじょーーーーーに悪くなかった。という感想になるでしょうか。

 食の感想って人それぞれ違うのが当然で絶対なモノだとは思わず、一個人の感想として書いているのですが、特にこういうコース料理で出るようなしっかりとしたイタリアンをしかもディナーでっていう選択はあまりしないせいもあって淡泊になりそう。


東京モッツアレラ・トマトをブッラータへ変更

 とりあえず全体通して気になったのはどの皿も「冷めきっている」という感想。

さすがに温かい料理が冷たいわけではないんですが、グリル料理なのに熱くなく「ヌルい」。

 鉄板焼きが好きなので余計にそう思ってしまってるのはあると思います。

目の前にある鉄板から直、というのではないためある程度の冷めは仕方ないとこかもしれませんが、皿が常温なんですよね。そら熱奪われるよっていう。


季節の国産野菜・醤油麹ドレッシング

 200gで11000も取る肉出してるんだからもうちょっと気を使って欲しい。

 今回キッチンの方へは全く目をやっていないんですが(自然と見られる位置ではなかったため)、冷房の風が当たるところに置かれていたんじゃ?ってくらいの冷めを感じてました。

例えるならば、持ってこられた瞬間手を付けているのに話に夢中で結構な時間放っておかれた皿。

 食材はそれぞれ値段也のイイモノを使ってる感じはあります。ですので特別高いとは思わなかったのですが、だけに冷えてる、これさえなければめちゃめちゃ美味しくて大満足してたろうにと残念でした。


牛ハラミのグリル・洋葱のコンフィ・アーモンド&パルメザンチーズソース

 写真上から、東京モッツアレラ・トマトをブッラータへ変更(+2000円)で4500円もするカプレーゼ?だと思って、これが食べたくて今回ここを選んだんですが、これはまあ当然というか素材そのものの美味しさで美味かった。

 季節の国産野菜・醤油麹ドレッシングも当然の様に美味しく期待は高まりましたが、牛ハラミのグリル・洋葱のコンフィ・アーモンド&パルメザンチーズソースからヌルさを感じ始めて「(。´・ω・)ん?」てなって、続く海老のグリル・茗荷サラダ・オスミックトマト&柚子サルサのエビもヌルくて「アレ???」って感じでしたね。


海老のグリル・茗荷サラダ・オスミックトマト&柚子サルサ

 メニューを見ててもどんな感じの皿なのか、味なのかが想像つかなくて楽しかったんですが、ハラミも葱も美味しいんですが、それは単体、素材が美味しくて、チーズを乗せた状態での相乗効果が感じられなかったんですよ。風味が強すぎるチーズだったせいでバランス悪いと思いました。

 海老は生魚苦手な自分にとっては「冷めた状態のモノ」だと若干生臭さが出始めたりするんですが、これもどちらかというソレで、一緒に居た友人ら「この海老美味い」と絶賛でしたが、自分にとってはそこまでではなく、茗荷や柚子サルサという慣れない組み合わせをとても美味しく感じられただけに、勿体なかった。

 極めつけは肉ですね。オーストラリア産ビーフテンダーロイン200G。

綺麗に焼けてて良い加減で、その程よい噛み応えと身の味、冷めきったモノですら美味しく感じられましたから、グリルから出したてのモノだか焼き目をつけたてのモノだか分かりませんが、ソレを食べたかった。

余熱で火入れすることもありますが、アルミホイルなんぞで巻かずにそのまま5分くらい放っといたような感じ。

 写真はありませんが、本日のスープは美味しかったです。おススメします。

酒飲みとペースが合わないため、珍しく甘味。

 甘夏ブランマンジェ(1200円)。

 フツーでしたが、ホテルのこの贅沢目に取られた空間で1200円なら安いと思います。エキナカで買うケーキでも900円1000円するのありますからね、それと比べると手間のかけ方からして2000円してもいいくらい。味はフツー(再。

 最後に特筆すべきはラウンジエリアに居た、という事でなのかもしれませんが、フリーフロープランで90分2500円~で頼めるものに制限はあるものの飲み放題。でしかもその後に30分刻みを500円で延長出来るっていうホテルのレストランじゃありえないくらいのお得な飲み代。

自分はソフトドリンクで3杯だけしか頼みませんでしたので、バラで頼んでたのとそう変わらずっていうとこに収まりましたが、飲み物代意識せずにバンバン飲めるのは気楽ですね。ちょっと高いとこで気にせず頼んでたらボトル開けたわけじゃないのに「食事代より高くついた」なんてザラにありますから。

 

 ドッグフレンドリーなレストランということで、フツーにデカいワンコ連れて来てたり小さいワンコがベビーカー?に乗ってたりと、犬連れの客を何組も見ました。

オープンからたぶん閉店間際まで居た感じかと思うんですが、外のテラス席まではわかりませんが一時は満席にもなってたはずで、半分のテーブルにはワンコ連れが居た感じに思ってたよりも全然犬連れ客が多くて、どのワンコも皆静かで行儀良いのは凄いの一言です。

 自分は犬を飼ってませんが、これは一緒に暮らしてたら連れて来てるだろうな、とか犬と一緒に来れるここは贔屓にするだろなってのは思いました。

 

 それと〆にホテルについて。

 このホテルのレートは見た事ありますが、確か「クソせめー部屋でバカ高いな」という印象が残ってるだけでどこのどういったブランドなのかは全く知りませんで。

訪れてみての印象は、だいぶカジュアルな感じでめっちゃこじんまりとしたホテル。

ドアは自分で開けたし、入った瞬間カフェが近すぎてガヤガヤ煩いし、タクシー呼んでくれと頼めば呼び代かかる?(フロントに居たのが日本人の方ではなかったので再確認したものの通じてるか不確か。ですがたぶん念を押すようにこちらに聞いて来た事なのでたぶんそういう事かと)と言われたり、行く前は後々のために部屋を見せてもらおうと思ってましたが、即興味失せました。パークハイアットの真向かいで、ちょっと歩けばリージェンシー、ヒルトン、京王プラザとあるんですからここに泊まる価値も必要性も自分には見い出せませんので泊まることはないでしょう。

 泊まってみたら訪れる前に抱いた印象と違って、となることは間々あります。ですが、レストラン利用ではありましたが宿泊する前に訪れてみてヨカッタ例ですな。

天ぷらさくら ヒルトン東京お台場

 なんか色々残念になってましたね。。。

 前回はいつだったのか、ブログを辿ってみれば日本がコロナで騒ぎ始めるちょっと前、武漢で騒ぎになってる辺りに行ってたようで、5年以上も前

 まず従業員の数が凄え減ってるように感じた。

 コースメニューも減らしたっていうか、以前は夜だと刺身無しの安い方と有りの高い方と2つがあって選べたと記憶しているんですが、平日は安い方(13000円)のコースのみ週末は高い方(16000円)といった具合に、そもそも2つしかなかった選択肢すら無くした理由は行ってみるとサービス低下の一つとしか思えませんでした。

 実際の人によるサービスの一つ一つ、その応対は変わっていないようで否、ちょっと時間過ぎて頭の中で整理して考えると「ん?んんん???」となるようななんか中途半端な感じで、総じて評するならどこか雑。

やっすいランチでならまだ理解もするんですが、食事中の客二組居るんだから調理人二人出勤してたなら二つある鍋使って二人で揚げるべきでしょうに、なぜに一人っていう理由はまあ平日だからで、揚げ手の人が一人しか居なかったんでしょうね。きっと。

 日航の頃から他の店と比較して「吉野(さくら)のが美味しい!」っていう風にはなりませんでしたけど、どの天麩羅も以前より全く何も感じない。かき揚げなんかとくに( ^ω^)・・・。

 〆のデザートがクレープになってたのは手間かけてると思いましたし、唯一好印象だった点。

 

 数日前の事なのにもう失念してるのが驚きなんですが、確かトイレのタオルも紙になってたような・・・・・・・。

 という感じに宿泊した際の部屋での経費削減具合にも驚いたもんですが、その余波と言いますか、方針がレストランの人員、食材、サービスまで伸びてきたの?という風には思いましたから、若干の値上がりはあったものの他店のそれと比べればそれくらいは当然といった程度だけに残念に思いましたし、そちらで調整されてしまうのなら足を遠のけざるをえません。

 しゅんが良すぎたのもあるかもしれませんが、しゅんよか高いわけですからね。泊まっていなくとももう一回は来るつもりでいますけど、この日の感じじゃ借景だけで、他にも行けるようなとこ居たらそこからわざわざここを選んで来るまでの味・サービスじゃあなかったですね。

 電話で予約の段階から追加で注文出来る魚介を問い合わせていたにもかかわらず当日そこの案内はないし単品のメニューを出して来やしないし(隣の外国人にはアラカルトメニューらしきもの{もしかするとただの外国人用メニューかもしれません}が出されていたり)、会計は席で出来なくなってるし、済ませておいた会計を「せずに帰ろうとしている」と思っている従業員が居たほど共有が出来ていないし、といった感じに「以前までは最低限それ以上であった水準が以下になってしまっていて」本当残念でした。

天麩羅 しゅん 京王プラザホテル

 京王プラザホテル、7階。

 初訪問ではありますが、マップにまとめだした2017年に作った「行く予定リスト」の最初の方にあるので、10年以上前、新宿で天麩羅を食べたいと思った時には調べていて、2023年や22年の年末には予約を入れかけたりしています。

 新宿は自分にとってカナリ飲食不毛の地でして、西口に天秀、天兼とあるのは知ってて店の前まで行った事はあったりしまして、コロナ禍から以降ほぼ無縁になってましたが、それ以前だとたまには行く程度の馴染みはあったけども、まともな食事が出来た記憶はほとんどありません。

とにかく都内でも有数に地価が高いからある程度高い店はあるものの、経験上ではどこもイマイチっていう、納得出来た店にはほとんど出会えていないせいで、これくらい使えるイイ店が存在してるようには思ってなかったし、ホテルで天麩羅の店に行くってホントに5分5分の賭けだと思っている中での新宿、それもまぁ宿泊料金1万円台が適正と思ってる程度のギリ4つ星ホテルのレストランなんで、期待しては行けてません(苦笑。

 ら、カナリ良かったです。

 

 例によって天麩羅屋で刺身なんぞを食べようとは思わないので、刺身なしのコースメニュー「つくば」で。

 11000円という料金ですが、これにはサービス料と消費税が含まれているそうで、この時点でもうすでに「ホテルの天麩羅」として見ればかなり割安。

 えー左上から車海老、メヒカリ、鰆?、いか、右に移ってまいたけ、山独活、ロマネスコ、蕗の薹。これに単品でふぐと鱚を追加。

そして〆のかき揚げ前に”とても美味しいと感じたメヒカリ”と穴子を追加。

 書くにあたって公式ホームページ見てたらおすすめに河豚があり、それの料金が3000円からとなってましたが、まさか自分の頼んだものがそれだったとは・・・唖然。

もっとこう写真の様なカゴ盛りで2~3人前みたいなのがそれなのかと思ってたので正直引きました。天種一つ、行こうと思えばあんな一口でいけちゃうサイズで3000円て。

 追加モノの値段を書いておきますと、ふぐが3000円、鱚が1800円、穴子が2500円で、メヒカリが1550円。

 メヒカリのお得さが光りますね。イヤ充分高いですねどれもこれも。

追加だけで8850円て。値段が書かれてなかったとはいえやり過ぎた、さすがに( ^ω^)・・・。

 これも公式ホームページで確認できますが、店内窓がなく眺めがないのは少々いただけない点ではありますが、例えば新宿に泊まっていたり、当日だろうと予約が取れるのであればいつでも利用したいと思えるくらいには気に入りました。

他の客の存在が気になるほどではないのですが、上着を預けたりするクロークから、入り口からパッと見の店内全体の印象はモノすんごく手狭で高級感に欠ける。


 まぁでも美味しかったですね。全体的にどれも及第点以上に感じられた。

 巻き海老は専門店のカウンターで出てくるものとしては大ぶりのものに見えたんですが、蜘蛛含め揚げ加減がいいんでしょうね、美味しかった。


河豚

 野菜で印象に残ったのは山独活くらいで、初めて食べましたが、京都のリッツカールトン水暉で食べた蕪や牛蒡の天麩羅同様アリだなーと思わされたくらい美味。

 鱚だけはやたら小ぶりに見えたもので風味も弱くイマイチと思いましたが、それ以外の魚はどれもおいしく「メヒカリ」に至ってはおかわりしたほど。


メヒカリ

 そうそうあまりにも高かったのでふぐの天麩羅の感想を記しておきますと、やっぱり「河豚は唐揚げが最強」です(笑。

美味しくはありましたが、天麩羅屋でしか見ないメゴチなんかと違って「別にわざわざ天麩羅で食べなくていいな」と。

 あとついつい選んでしまうんですが、次回来た時は天茶じゃなくていいかなーって思いました。天茶が美味しくなかったというわけではなく、天丼や定食にしてサクサクのかき揚げほおばって味噌汁すすってた方が良さげ。

 これで口直しの甘味までついて税・サービス料込で11000円ってのは穴場ですよね、最近物価上がりまくりだから余計にそう思えます。

 個人の天麩羅屋には長い事行ってないので比較対象として築地の清壽を検索してみれば、軽く2万越えとか。。。

京都の水暉浦和の荒川も軽く倍以上になってたし、そこまで色々値上がりしちゃってる世の中でココのこれで11000円ならもう安すぎでしょう。

 特に個人店で顕著に感じてた事ですが、季節によって1品2品違いがあるくらいでどこに行っても変わり映えのない決まりきったものを出されまくってもツマラナイので、こう色んな種を用意してくれている店は好きです。

 あ、書き忘れてましたけどマイタケの天麩羅は今までの中で一番美味かったかもしれませんね。蕎麦屋含め世の中の舞茸の天麩羅って揚げ過ぎで不味くすらあるとこばっかだから。