たしか当時「地球の歩き方 台湾」に載ってた、台北駅近くのHAPPY FAMILY?って感じの名前の安宿に泊まろうとしてたんですが、地図を見てもまるでわからなく見つけられなかった
最悪初日だけは多少高くともどこかちゃんとしたホテルに泊まったらいいや、という考えでやって来てはいましたが、単なる宿探しからこんなに手こずるとは全く想像していなく・・・
いきなり初っ端からこんなんでこの先やってけんのか(苦笑)?
ま、色々苦労はするだろうとは思ってたけど、これから帰国するまで続くであろうさまざまな苦労の量考えたら思わず出てくる笑いをこらえ切れなかったって感じですかね(笑)。実際食事や日用品買うのですらどこにお店があるのか?とか何もわからなかったわけですから
その後「何か買えた」「あれはあそこに売ってる」「あそこの店は美味い」と一つ一つ小さなことですら出来るようになるたび自由を感じたっつーか、嬉しさを感じてましたし、楽しさを感じてました
いやーw俺って旅してんなー(笑)
って感じですかね(苦笑)
ただただ台北にいるだけで全然「旅」らしいことなんか一つもしてなかったんですが、自分のことを知ってる人が一人も居ない知らない国の知らない街で生活してるってことが実に楽しかった
見知らぬ国を歩くってこんなにも疲れるものなのか・・・汗だくすぎる自分にも苦笑いが出る。
地図が大雑把過ぎて見つけられそうになく次に台北駅から近く、住所の番号が若く見つけやすそうに見えたTAIPEI HOSTELへ向かいました。
慣れたら大した距離じゃないんですが、この最初の宿探しの時は台北火車駅から林森北路までものすごく遠く感じて、途中の行政院だったかなぁ、の守衛してる軍人さんに地図見せて「今ここココですか?」みたいなことを聞いちゃうくらい。
もうちょい先まで歩けば来来シェラトンが見え、現在位置の確認が出来、ほんとすぐそこだったことがわかったんですけど、まぁビビってたんでしょうね(笑
大雑把な地図であたりをつけ、住所の標識頼りに路地に入ると「もしかしてあれか?」という看板
2件目はあっさり見つかってホッとしました
当時は地下鉄もなかったですし、グーグルマップもなく、ついでに手前に建つコンドミニアムもなかったので、TAIPEI HOSTELの屋上から台北駅が綺麗に見え、台湾の友人が出来るまでここで↓自助餐で買ってきたもの食べたりして過ごすのがお気に入りでした
久々訪れてみて「変わってない」といいたいところですが、かなり小奇麗になってましたね方々
注 これでも
最初に渡された部屋の鍵は3階
3F?
フロント下の階(5F)にいくつか部屋があるらしきことは知ってましたけど、3?増やしたの?
儲かってんだなぁと思いました、意外と。
まぁ他階の住民が、異国人がとっかえひっかえ出入りするのを嫌った結果かもしれませんが
当時とは比べものにならない小奇麗な部屋で(注 これでも)驚きました。
大きな窓のある部屋はありがたいんですが、正面が他人様の部屋(家)で近すぎる・・・
この部屋で問題はなかったんですが、やはり十何年前に泊まっていたのは屋上にあった部屋だったものでフロントに戻り、尋ねます
「昔屋上に部屋あったと思ったんだけど、そこには今部屋ないの?空いてない?」
「ユー、前に来たことアルカ」
どうやら気を使ってシャワートイレ付の部屋をあてがってくれたみたい(屋上の部屋は共同)ですが、自分はそんな利便性より感傷に浸りたいので屋上の部屋に変えてもらいました
したら、まぁなんか改装が施されて綺麗になってる
部屋も部屋で昔泊まってた部屋は、段の上に3cmくらいの薄いマットレスが載ってるだけ+部屋の片隅に鏡が貼ってあってその前に小さな本棚のような物置台がテーブル兼としてあった程度
つーかこんな広い部屋もあったんだな・・・
昔からこうだったのかはわかりませんが、まともなベッドがあって驚いた
ちなみに初めて宿泊した十何年前は、この2番の部屋
1、2番の部屋は狭いですね。扉2枚分とちょっとあるだけ
最初にこの部屋に案内された時、扉開けると膝~腿丈に(主にペットボトル)一面がゴミ
ゴミため部屋にしてたのか、前の住人の趣味で捨てずに集めて居た結果なのか理由はわかりませんが、とにかく圧倒されるに充分な大量のペットボトル
足の踏み場がないというレベルじゃなく、2m×1mくらいのスペースがペットボトルで、もはや海
「ちょっと掃除するから待ってて」
とは言われたものの、正直「いくら耐性あってもこんなとこに泊まるの無理」って思いました
が、しかしなぜすぐに他の部屋に、とならなかったかと言いますと、旅慣れてなかったのもあるでしょう。初海外の初日でここまで来るのにヘバッてしまったのもあるでしょう。でもそれだけなら翌日以降に他の宿を探し始めて、今回も泊まるほどの定宿にはなってません。
その理由、部屋の向かいがシャワー兼トイレなんですが
当時はここにバスタブがあって(今は写真のとおりなくなっちゃってましたけど)
窓から見えた景色↓がなんか「俺、台北に来ちゃってるんだなぁ。」と気に入ってました
連日暑くて暑くて堪らない台北でしたが、そんなある日突然フロに入りたくなりまして。
それまでの自分というものはフロ嫌いだと思っていたんですが、風呂に湯を張らない生活というのを1週、2週と初めてしてみて、初めて自分も「風呂が大好きな日本人」と気づけました
住めば都という言葉ありますけど、まさにそれとこの眺めの屋上住まいと風呂
だんだんと台北での生活にも慣れてきはじめ、完全に楽しめるようになった時に風呂に入る楽しみ見出したら、もう他の宿へ移る気なんてなくなってました(笑)
それから何回と台北来る度ここに泊まり、下のフロントのある階のドミトリーへ泊まっていてもこの屋上にある浴室を使ってました
今回泊まっても、なぜか全然いけましたねここは。別に全泊ここでも問題ないくらい
部屋は8番だったかな?(下写真左の扉の部屋)
ホント昔と比べちゃうと小奇麗になってるんで、快適でなんか楽しかったですね
かといって全面改装してるわけじゃないのでところどころ昔と変わらずな懐かしさもあって
こちらはもう一つのシャワー兼トイレ。ここに熱と下痢のためぶっ倒れてたことありました(笑)