草津温泉 草津ホテル

 草津へ行くのが久しぶり。かれこれおおざっぱに言えば20年ぶりくらい前。

当時はひたすら安さ追及、7000円くらいで2食付のペンション泊でスノーボードをしていた記憶ですが、まぁ悲しくも変わるもんです。1日だけ滑りましたが技術の向上には興味が失せてしまい、ついにもう温泉主体でいいかなと思うようになってしまった。

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 いいホテルでしたここ。旅館というべきですね。

 

 駐車場がわからずどこに停めればいいかわからなかったので、とりあえず正面玄関に向かうと、すぐさま出迎えてもらい

 「車どこ停めたらいいですか?」

と聞けば、そのままで構いませんどうぞ中へとチェックインを促されました。

長い距離を来てるとありがたく思えるサービスですねこれ。自分の車じゃ絶対他人にまかせることはありませんけれど、思ってた以上にいいサービスなのを経験出来ました。

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 久々なのもありますがほとんど街の知識がなかったので、湯畑脇というのと出来たばかりという二点で「湯畑草菴」(上の写真、∧屋根に○二つ光ってるのがそうかと)という宿を選び予約を入れていましたが、露天風呂付の部屋で連泊予約出来なかったことと、直前にたまたま旅番組のテレビに出ていて、それを見ていたら思っていたのとだいぶ感じの違う旅館、ってかホテルで、ホテルの考え方と自分の求めてるモノが全く違っていたようで、予約を取り消しました。

そのテレビを見てなかったらそのまま行ってたと思います。行かずにわかるのは大変ありがたいことですが、初めて訪れる(見る)楽しみが無くなってしまうのは自分にとってはかなり痛く諸刃の剣。

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 目的はスノーボードではないし、歩いての距離感が全くわからないので、漠然と「湯畑周辺がいいだろうな」ということ以外でどう選んだらよいかわからず、結局草津まで行ってちょっと車を走らせて場所(距離感)を確認し、空いてるところから選ぶ(当日予約)かってことにまでなりました。

 全く何も考えず、安直に「高い=イイ」と選んだ挙句ハズすのだけは避けたかった。

 その日の検索で現れたホテルの中、一番上に表示されてたか、一番下だったか。

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宿泊費としては全体の真ん中くらいで、様子見なら丁度いいかと決定。

 地図で見ると湯畑からちょっとあるように見えてましたが、車を走らせてた感じ許せる範囲内と思え、実際歩いた感じを言えば、近くもなく遠くもなく散歩に丁度いい距離でした。

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この時は行きませんでしたが、西の河原露天にも近いし、フラつく拠点としては、たまたまですが、ほんとイイとこに泊れたと思ってました。

 そしてこれまで特別意識するものではなく利用してきませんでしたが、この旅行での大収穫それは貸切風呂。

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今まで大浴場があればそれの利用ばかりで「なんで窓もなさげな狭っこい家族用風呂なんかに好き好んで・・・」ってな感じだったんですが、貸し切りっつーのはいーもんですね(笑。

 「風呂に入りたい」と 思ってすぐ利用出来るかわからない不便さだったり、予約をしなければならない手間さや、利用できる時間(ここは確か50分?)を区切られているといった制限されてる不自由さから敬遠してきたんですが、考えてみれば貸切でない露天風呂だの普通の大浴場へ行くんでもわざわざ空いてそうな時間、ド深夜だの早朝を選んで行ってましたし、長湯な自分は「長湯するつもりはなくても急かされてるようで気分的に忙しないな」と思っていたんですが、全く時間の事を意識せず満足して「そろそろ出ようかな」と思う時間が1時間に満たないくらいで、それくらいが丁度いい時間なんだなと実感して納得。

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 とにかく人が居ない方が良いのなら貸切風呂にしておけよと。言うことですね(笑。

こんなに快適なものならもっと早くから利用してればよかった。

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この貸切風呂の快適さのおかげで、来る前まではあちこちにある共同浴場へ行ってみようと思ってたんですが、めんどくさくなってしまい・・・w。

 寒い時なので、こういう広そうな旅館で部屋に風呂がないっていうのはどうかなと思ってたんですが、これも杞憂。

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仮に部屋に小さく狭い風呂場、風呂桶があったとしても使わなかったと思います(実際大浴場のあるビジネスホテルに泊まった時、使わなかったりしたので)。

 

 ホテルを出る時、玄関にて下足番の方がどなたかのお子さんの相手をされてましたが「いい旅館へ来たな」と思いつつ、いい気分で車を出したのをよく覚えています。

焼き鳥 とり芝 ザ・プリンス パークタワー東京

隣の気にならない席間と徹底された禁煙を求めると、必然ホテルのレストランという選択になり

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どことなく昭和における宇宙船を感じる

勿論割高なのもあってでしょうが、JRの駅から離れたホテルだと更に快適なので、ゆっくり出来る時間のある時にはまずそういうとこから空席の確認をしてます、特にここ数年

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ホテルで焼き鳥屋っていうのがあんまりないのは単価のせいですかね

寿司やフレンチで2、3万てのはザラですが、焼き鳥で2~3万円てのは聞いた事がない

 

ここもご多分に漏れず、あるのは4~5000円のコース

自分の場合は、軍鶏や地鶏が好みでないのもあってコースではなく単品から選びました

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葱間、もも、砂肝、すきみ(せせり)、笹身、アスパラ、焼きとうもろこし、そして長芋に親子丼

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鉄板焼も野菜や魚介を美味しく取れるので好きですが、どーも肉の量が多い

入らないわけじゃないんですが、飽きるんでしょーね
150gくらいの食べてたら後半、しつこいとか重いって感じる

これが焼き鳥だと、自分のおなかと相談しながら頼めるので最後まで美味しく食べられる

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どれも美味しかったですが、特にと言えばこの焼きとうもろこしとアスパラかな

焼いたアスパラはホントうまい

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親子丼や鳥肉関係は、値段を見たら「こんくらいのもんは来るだろう」という範疇の感想で、草津や合羽橋で食べたものほどの感動はなく

感動で言えば、1Fのコンビニのような所の奥で売っていたこのマンゴーのケーキ

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あまりにいい色のマンゴー使ってたんで「これは絶対おいしいだろう」とふんで、そこそこいいマンゴー1玉買える値段(2500円)でしたが、買ってみました

美味しかった。

1人でも食べられるほどの大きさで、値段的なインパクトを考えると贈る用にも向いてますね

 

この日(土曜)はだいぶ早い時間に前倒ししてもらったのですが、既に数組。帰る時にはほぼ埋まっていたので前回直前でダメだったのも納得、予約は必須のようです

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シャングリ・ラホテル東京 雑感2013

と、抜群の丁度良さを感じた部屋

ですが

以下から気になった点

テレビの真正面にバゲージラックを兼ねたようなソファー(↓右)と反対の壁にも腰掛という感じのソファーはあるんですがどちらに座っても何かを鑑賞するっていう雰囲気のものではなく

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そしてドアの向こうには#18角部屋のドアがあり(向こうの窓際のソファーまでほぼ一直線といって言いくらいだと思うんですけど)そのせいかやたら声が聞こえてきた

自分が#18の部屋に滞在していた時に#19の部屋に人が居たかは確認出来てませんが、この日はたまたま出入りがかぶったため知っており、結構騒がしい人だったのかも知れませんが、こちらが気になる程度には

抜けるんだなと

ドア2枚隔てた上、最低でも5mくらいは向こうでしょうからかなり意外で

 

あと細かいことを言えばこの部屋に限った話じゃないんですが、この鏡の横にあるテレビ

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この埋まってる壁の裏にはでかいテレビが鎮座してあるわけで

この洗面時にテレビってそれほどみたいものなのかな?とすげぇ疑問

そら平日朝のニュースとか聞きたいものはあったとしても、顔洗ったり、メイクなんかで鏡見てたらテレビは見れないし、鏡を見なくてすむことしてる間ならちょっと下がれば隣のでかいテレビを見れるんじゃないかっていう・・・

髪の長い人が乾かす間にとしてもそれほど有用性を感じない

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他の部屋はともかく、この部屋には反対側にも同じような仕切りの壁があり、しかもその裏はバスタブの足側にあたる。

の写真のバスタオルのかかってるあたりへ設置すれば風呂につかりながら見れるのに

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なんでこっちにしなかったのかチョーーー疑問

 
そして宿泊料でいえば1年前と比べ1割から2割くらいは上がっているのに、削られてると見受けられる部分がやたらと目に付いた

バスソルトは1種類1つしかなかったり(前回3種×1の3つ)

シャンプーや石鹸がホテルオリジナルの中国製に

仮にこの中国製のものの方が良質な原材料を使い高価になっているとしても、日本人として中国製のものに豪華さは微塵も感じない

体の中に入れるものはもとより、肌に触れるものでも積極的に使いたい。と思う日本人て居ないと思うんだけど・・・。ま、とりあえず使ってはみましたが、これが香りはよくて(苦笑

ほのかな柑橘のような中にスパイシーさがあり、実にアジアンな印象ですごくイイ

だけに残念・・・

 

一番気になってたのは、なんか人を減らしたのか?っていう点

ドア、ベルにあたる、エントランスからフロントデスクにかけてどうも人を見かけないことが多く

前回エレベーターのボタンをド深夜以外自分で押すことがなかったと感動したことを書きましたが、今回チェックインに向かう時から帰る時まで全部自分押し

他の客の応対をしていない、手の空いている時にこちらの存在に気づいても微動だにせず

 え?

びっくりしました。目が合ってるにもかかわらず、手の離せない何かをしている最中のためか

 あなたの存在は認識していますよ。程度に軽く微笑み会釈するだけ

前回はかなり遠くでこちらの存在に気づき、その後ずっと気を配ってくれている感じで

なにか書き仕事をしていたであろう手をわざわざ止めて、エレベーター前まで移動してボタンを押して待っていてくれた

別に前回なければこれだけでもいいんですが、前回出来てたものがなぜ退化?

まぁ前回が素晴らしすぎたんでしょうね。でも

 さすがに落としすぎじゃないか?

って思わずにはいられなく。仮にレートがそのままであれば

 さすがにこの値段で続けるのはきついのか

ってしょうがなくも思えると思うんですが、レートを上げて、あちこちで質低下に思えてしまう部分が見られたらかなりガッカリしますよね

人員減らしたり、バスアメニティの単価を下げたりするのはまだいいですけど、お金をかけずに簡単に共有出来る気配り、人的サービスっつー部分で低下と感じさせられたのは寂しかった

旅行記。喰遊記、時に宿泊記