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CHINA SHADOW ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

 いい食事をしながらいい時間を過ごそうと考えると、ホテルのレストランが安定。

日曜昼予約なしで行きました。

土日のアラカルトメニューがわからなかったので(ホームページにありました)見てから決めたいと予約をせずに行きましたが、普段ならばホテルの前に居ても予約は入れますし、どうせならちゃんと窓際の席を予約して行った方が落ち着いて食事できる動線になってます。

 自分は静かそうな奥のカウンター席へ。

サービスで目くじらを立てる人間ではないので気にならないのですが、ここの席はちょっと放置され気味というか、気を配ってもらえてないという意味ではなく、何を頼もうとしても中々気づいてもらいにくい死角という感じの席なので、良く言えば一人で来てゆっくりするには最適。

IMG_9314 (Large)絹傘茸入り海老蒸し餃子1000円

 どれも平均以上、納得はできるおいしさ。

駅前の中華料理店ではお目にかかれない、高い中華だなっていう繊細で丁寧な仕事。

IMG_9316 (Large)細切り豚肉とザーサイのスープ1300円

100円もしない惣菜春巻きもそれはそれでよいんですが、さすがにこれは100円じゃないよなっていう感心してしまう口福さがある。

IMG_9317 (Large)三種きのこ入り網春巻き1000円

この春巻きの網の皮、揚げたてのパリパリした食感がとてもいいんですが、網状のため普通の春巻きの皮よりも油を感じず重くなくて、注文する時「ちょっと多いかな?」と思ってたんですが全然そんなことなくサラッとなくなった。

ハイアットリージェンシー東京の翡翠宮の春巻きもそうでしたが、ホテルの中華の春巻きは創意工夫の場になっているのか、風変わりなものが来ると頼んだ甲斐あります。

 そして最近小籠包に続いて花巻(蒸しパン)もおいしいものを求めて彷徨いはじめました。

IMG_9318 (Large)花巻300円

中華バーガー用に用意されてですかね、この形は。

そのためか味のする生地ではなく、肉まんの皮っぽい。

 炒飯はスープ付あっさりして上品な感じで、やっぱりホテルの中華の○○と言いたくなる。

IMG_9319 (Large)蟹肉とレタスのチャーハン2000円

ここのとこ油ギトギトのチャーハンばかりに出くわしているので、こう見た目からしてやさしげな炒飯を食べて胃が活性化。炒飯食べ始めてからおなか空いた感じがしました(笑。

 外(ザ・ダイニングルーム)にしようかとも思ったんですが、居心地よさそうな席だったので食後もそのまま、甘味をいただきましたがこのマンゴプリンだけは微妙(苦笑。

IMG_9323 (Large)マンゴプリン1300円

香港で食べるなめらかなものではなく、完熟マンゴーのねっとりとした濃厚なそれでもなく、甘みの少ないマンゴーかつ果肉の繊維が気になってしまって、これは頼まなくて良かった。

上の各果物もおいしくなかったからなくていいので、550円ならまぁいいやって言えたと思います。他と比べてこれだけおいしさと手間加減に差がありすぎると思った。

 

 最後に冒頭でも書いたことですが、気になった点について。

満卓には程遠い見た目半分くらいな感じでしたが、人の数が少なすぎて人手が足りてないように感じた場面はありました。

点心やスープはポンポンと数分間隔で運ばれてきてたんですが(写真順)、最後の炒飯が来たのは花巻から20分経った後。13時半を過ぎて一段落はしていた時間帯での出来事だったのでちょっと声をかけようかと迷う長さの空白時間。

急いでいたわけではないのでのんびりお茶を飲みつつ時間をつぶしていましたが、多分自分の後に入ってきた団体客の料理に手を割いていたんだと思うんですよね。

悪く言えば飛ばされてたか、忘れられていたと思わざるをえない時間の空き具合で、こういう疑問なぞ抱かせない、浮かばせすらしない、食事と会話を楽しむこと以外余計なことを何も感じさせない時間を求め、その代価として若干割高だろうとホテルのレストランに来ているわけで、もし満卓に近い状況だったらどうなっていなのかな?と思っちゃいましたが、そんな不安は感じさせないでほしいし、たまたまだったと思いたい。

まぁ次行った時は「炒飯を先に」とでも言います。

 

 やっぱり気に入ってるホテルはいいですね。

でも中々品川で降りて食事ともなれないし、ホント東京から目黒までの間って使うことが無い。住んでたら間違いなくいいところだとは思いますが、遊びや買い物に行くとこじゃないンすよね。

銀座 真田 SIX GINZA SIX

 遅め(といっても20時過ぎ)に行ったら6階ガラガラ。

来た目的はすだちそば。

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ものすんごい勘違いをしていたんですが、ここのすだちそばは今まで食べてきた冷かけのすだちそばではなくて、せいろのすだち鬼おろしせいろでつゆが別。

まぁ、たぐってつけて食べるだけだからそんな違いはありませんし、どぼんと入れてしまえば見た目的には同じになるはず。

年明けくらいからよく頼むようになった玉子焼きと一緒に注文。

玉子焼きは970円だったかな、せいろ一枚と同じような値段で安いとは思ってないんですが、銀座ですし、そこそこゆとりのある空間できちんとした丁寧な接客があれば高いと思いません。

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味も十分満足のいくもので、おいしい。

街の定食屋や家庭で出される味とは違う、蕎麦屋の玉子焼きという以外言葉の浮かばない味。

なめたわけじゃありませんが醤油がおいしかったですねここ。

待つようにして食べていると蕎麦が届く。

蕎麦の見た目は好きな感じ。

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食べた感じギュムッギュムッというようなうどんの腰とはちがうけれどしっかりとした歯応えのある蕎麦で、ただ硬いというわけではなく、コチコチという表現が一番しっくりくる歯応えの蕎麦。

「冷かけで」と思っていたのでちょっと身構えてる部分があったからだと思いますが、自分が想像していたよりも全然いい。

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かけじゃないのでつゆが濃い目だからでしょう。今まで食べてきたどのすだちそばよりも、すだちとつゆの折り合いがちょうど良いように感じ、最後まですだちのえぐみを感じませんでした。

やっぱりすだちそばにおろしを入れるなら鬼おろしのが良いですね。せいろと冷かけの差はありますが食べた感じは松原庵のにとても近く、時たま訪れる大根の粒の歯ごたえが冷えた汁にとにかく良く合う。

 

昼間のゴミゴミした喧騒の中、待って食べてたら割りに合わなく感じるかもしれませんが、土曜の夜20時にあれだけの空き具合で静かに落ち着いて食べられるのならサービス料10%取られても安いと思いましたし、席数多くて使いやすさという点も◎。

なんだかんだ言って6階の方は食べるものに迷っていたらちょっと味見がてら入ってみてもいいかと思えるレストランが多く、今回夜の雰囲気を見てTEPPANYAKIは行ってみたいと思った。

4丁目交差点の方の店は3時半まで注文できるようで真夜中でも立ち食いそばでなくちゃんとしたそば食べられるのはいいっスね。近くに友人が住んでた10年前に欲しかった。

次来た時は冷やしぶっかけとろろそばと悩みます。

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル クラブインターコンチネンタルルーム ダブル

 学生時分朝のニュース番組でよく映ってるのを、印象的な形が横浜、みなとみらいって場所になんとなく合ってるなと思って「横浜らしい」と見てました。

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 みなとみらいにあるホテルで一番利用することのないホテルで、その理由の一つとして突端にあるため、桜木町駅から赤レンガ倉庫までのランドマーク→クイーンズスクエア→ワールドポーターズと出来てる動線から外れていて足を向けにくい。

あらためて利用してみても思いましたが、特長、売りに欠ける。というよりロイヤルパークとベイホテル東急にはっきりと推せる売りがあるためそうなってしまうだけで、ディスるつもりは毛頭ないんですが、そのためか書くことが浮かんでこない。

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 予約サイトによると2年ほど前に改装を済ませた部屋だそうですが、あえて前世紀と言いたい一昔前の普通の造りなため、安っぽさこそないものの特別な感じのないつまらない部屋

ただこの感想はココに限らず90年代に建てられたホテルのほとんどで思うことで、このホテルの特徴的な外観から部屋への期待も高まってしまっている分落差が大きいだけではあります。

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広さは38平米だそうですが、狭くは感じませんが特別広いとも感じません

藍(アオ)を基調にしているのは合っていると思うし、印象好。

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ただ横浜=海で青なら誰でもする連想で、安易な組み合わせは面白く感じない。

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ガッカリまではしませんけれど、「まフツーだ」っていう。

 

 建物がの形でその内側部分が通路、外側に海側と街側の客室があるという造りはベイホテル東急とほぼ同じ。

予約の段階でラウンジの位置は28階の街側と確認した上、街側、シティビューの部屋を選んでいます

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というのも自論になりますが、海側の眺めは昼間はともかく夜になると暗い部分ばかりになってしまい、特に横浜ではベイブリッジやつばさ橋が見えますが遠く暗いのであまり価値を感じていません。

 もし開けることの出来る窓だったなら話は別で海側にしますけれど、そうじゃない。

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 早起きな方、昼間部屋から出る予定がない方、船舶が行き来してるのを見るのが好きな方なんかがクラブフロアで予約をするのならば、迷うことなくクラブラウンジの街側の眺めと違いが楽しめる海側の部屋でいいと思います。

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このホテル唯一なものは突端にあることによる、遮るもののない海側の眺めでしょうから。

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 シャワーブースよりも洗い場のあるお風呂、トイレは別にきちんと仕切られてる方がイイ部屋だと思いますか?

自分はそういう価値観なんですよね。

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浴槽はこの年代のホテルでよくみかけるゴツ目(幅広)のもので、フチのほんの数cmの差、その幅のおかげで壁側の圧迫感がなくなって、つかっていてストレスを感じない。

 湯量もそこそこでまぁ充分。

 エレミスだと思って泊まったインターコンチネンタル東京ベイがアグラリアという知らないメーカーのモノに変わっていて、しかもそれが中国製でガッカリさせられたのはもう3年も前

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今もそれは変わらず相変わらずのmade in chinaアグラリア。

 

 細かいことは次に横浜みなとみらい考」として他ホテルと比較しながら書いてみようと思ってますが、秀でた点がなく印象の薄いホテル、という感想です。これは近隣にあるホテルにそれぞれ異なった特色があるため、弱く見えているんだと思います。

後はこれはたまたまかもしれませんが、クラブラウンジ以外の従業員がとても若く、良く言えば経験不足、悪く言えば勉強不足な、と思われる、とにかくたどたどしくてイマイチに感じる出来事が短い滞在ながらいくつか。

福岡のグランドハイアットで感じたものと逆な感じで、まず受け答えが硬すぎてよそよそしい、こちらの聞いてる、聞きたい意図が伝わってるような感じがしなくて(実際伝わっていなかった)落ち着けない、結果としてなんか居心地が悪い感じ。

クラブフロアとは関係なく起こって感じたことなので、余計気になったんスよね。

 そしてそのクラブフロア、ラウンジについても可もなく不可もなく。

印象は狭い。クラブフロア間の移動が階段で出来るのは○

飲み物や供されるものに、丁寧さだったり、凝ったものな感じはすごくありました。

ですが、決してマズイという話ではなく、このカクテルタイムに3レストランから提供されていたものを味見し「おっ、ここのレストランで作られたのこんなおいしいんだ。行ってみようかな。」というのの逆な感じで、なぜだかどれもイマイチで満足度が高くなく・・・。実際ホテル内のレストランで食事するつもりでいたのを「ルームサービスでいいや」とやめてしまったので。

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と終始イマイチ感にまとわりつかれていたんですが、平日24000円ちょいを見て納得。

同じ金額でも満足度が低ければ宿泊費として高く思いますし、高い宿泊料でも満足してれば安く感じるもんですが、今回で言えば「横浜価格」で可もなく不可もなくという感想で、物足りなく、書くこともなく、こんな感じに。

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 「ヨコハマ」には理解できないくらいでもいいから「先端」で、みたいな特別な期待があるので、良くも悪くも普通なホテルでは、何か特別なものを求めて選択する宿泊先としてはひたすらに弱い

出だしの蹴躓きのせいでそのまま翌朝まで歩調が合わなかった、という感じですね。

予約から部屋の鍵を受け取るまでの印象が後々のことにまで影響を及ぼすのはよくあることで、経験上そこまででとても良い気分にさせてもらえるホテルは良いホテルで、滞在自体楽しくいい思い出になってるんですよね。