仙台 たんや善治郎 仙台駅駅前本店

 初めて降りました仙台駅。正月休みということもあるかもしれませんが想像していたよりも人が多く、比較していた大宮駅よりずっと活気があるように感じました。

大宮駅は生活の一部として存在している感じで、仙台駅はハレの場のような違いと感じたんですが、そう感じたのは身近かそうじゃないかではなく、結構イイ線で、当ってんじゃないのかな。

 とりあえず駅中をウロウロ。牛タン屋を探していたら牛たん通りすし通りなるものを発見。

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昼メシ時をハズした14時過ぎでしたが少ないところで7~8人、多いところで15人くらい、4店舗のどこも並んでる。

 ねぎしと利久でしか食べたことないんですが、ぶっちゃけ今のところあまり細かな違いを感じていませんで、現時点での店選びにも特別なコダワリは生まれてなくどこで食べてもそこそこは美味しいだろうなというのと、通りを歩き見比べても価格設定にも大した差はないようなので、利久を除いた3店舗から店頭の写真を見て一番美味しそうに見えた「たんや善治郎」をエキナカではなく駅の外、周辺で検索し、駅近くにあったそちらへ向かうことに(結果思惑通り無駄な並び回避に成功)。

この時はたぶんそこまで調べて選んだわけではなくたまたまそうだったんだと思いますが、宮城県内だけにしか支店がないお店だったのはわざわざ行ってみた甲斐があるというもの。

 本店らしからぬ店構えに軽く驚きましたが、仙台における牛タンというのはこういう感じなんでしょう。本店と言えどもさすがにこの時間に並びはなくすんなり。

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 どこで食べてもウマイもんですね。満足度は今まで食べた中では一番だったかなー。

 その満足度に一番寄与したのはテールスープだったと思います。というのも今まで食べてきた牛タン定食のテールスープは申し訳程度の肉が入ってる程度でしたが、ここのはありがた迷惑なくらいデカイ肉がゴロっと入っていた。

IMG_0150 (Large)上選極厚 真中たん定食(3枚9切れ2400円)

ありがた迷惑ってのは正直な感想で(ダシのため抜け殻だと思っている)、この牛タン定食ってなんでテールスープなんですかね?

合うかどうかは未経験ですがご飯にはみそ汁が欲しい人間なので、毎回この疑問を浮かべながら食べています。

 それとついでに言うとやっぱりとろろは要らない。もうはっきりと「牛タンに合うもんじゃないな」と強く思いました。

 

以下蛇足。

 今回の旅行中、そこそこ調べた上で行ってたのにハズレだらけだった食事。

 「さすがに旅館(銀山温泉)の食事はそこそこ満足するだろ」と思っていたんですが挽回なく裏切られたので、去年の行きたい一覧に書いていた(今年で消した)牛タンを食べに仙台まで足を伸ばしましたが、結構いい値段してますよね牛タン定食って。

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 後日昼食で焼き肉を食べようとした時メニューを見てて「どれもこないだ食った牛タン定食より安いな・・・」とちょっと「うーん」となりました。

 というのも、一人でよく行く焼き肉屋の会計がだいたい4000円なんですが(内訳は、上カルビ、上ハラミ、玉子スープ、ご飯に、+ご飯おかわりかオイキムチか烏龍茶辺りが入れ替わる)、焼き肉屋で食べててもおかしくない金額出してるのに画ヅラからくる満足度がそこらの牛丼屋で定食食ってるのと同じ感じがすると気づいたのと、どこの牛タン定食屋の店の造りからしても「ハレの日に食うもんではないな・・・」と思ったらそんなにありがたがって食べるもんじゃねーなというか、別に仙台ではそういう特別な店ではなく普段着の、普段使いで行く店なんじゃないかと思いました。

焼き肉屋で1500円くらいのランチ食ってるのとどっちがいいのか?むしろこれに1000円足して雰囲気や席の造り、客層が上がるならそっち行かねーか?とか、3000円て並の鰻が食える金額だと思ってるんですけど、それらの店と比べると牛丼屋やファミレスみたいな1000円以下の店作りで全く良くはないサービスなんですよね。

 

 今回の旅行、山形と福島での話しですが、「二度と来るか」っていう水準のコンビニ商品みたいなもつ鍋や、コンビニそばのがマシっていうのを出してて商売成り立つ理由が不思議でしょうがなかったです。

感動した食べ物・食事

 何かを食べて感動したことってありませんか?

先日、とは言ってももう半年も前なんですが、「確かにここはここでうまいけど感動するほどの美味さじゃないんだよ、わかる?」というような話をしているとこに遭遇しました。

自分は参加することなく「うんうんわかるわー」(例えばアレとか、アレうまかったなー)と頭に浮かべながらそれを聞いていたんですが、話題に加わっている人たちは皆、食に興味を持たずに生きて来た人たちなのか、「何かを食べて感動することってあるじゃん?ない?」という問いに共感、同意はなく、話題の根底が存在してない感じ。

いつだったか生まれた時から目の見えない人に物の色を伝えることの難しさに気づいた時から、感じられない人=その感覚を持ち合わせていない人に、その事の説明をすること=共感を得るって困難どころか出来ないんじゃないかと思うようになっていたんですが、「これ食全般でも言えることだわなー」と久々思い出しました。

 そういう感覚、感情でもそうですが、ソレが芽生えない人間であるのならば、それを感じ取る能力が備わらない限り、感じ取れないし、理解出来ないもんなんだろうな、と

諦観じゃなく達観と思ってますが、同じソレを経験しても同じ感動が得られているとは限らない

 味付けでも好みの差がありますけど、食材の好き嫌いなんかまさにコレ。

食にかけるお金の多寡、人生に置ける食の重要度に差はあると思ってましたけど、確かにある程度同じような味覚を持って同じようなモノを食べても同じように心が動かされてない人もそらいるわな、どころか、えっ?そういう人のが多い?

食べることが好きで食べログみたいなサイトを見てれば同じような価値観の人で溢れていて、一見そうとは見えてもそれが=普通、多数派と思ってたわけじゃないんですが、むしろ少数派?って思わされるくらいその時の対話は成り立ってなかった(笑

 

 分かる人と分からない人の間に優劣は存在しませんけど、共有・共感出来ないのは寂しい。

こう思いつつ話しを聞きながら、自分が感動した食事を思い出していました。

 「世の中にこんなウマイもんあるんだーーー」っていうベタな感動から、「・・・ナニコレ・・・っっっすっげーうまい・・・」と固まってしまう感じのもの、それまで食べてきた同じものの中で一番と思ったもの、今まで「それ」と思って食べてきたものは別の何かと概念を書き換えられたものや「これが本物」と自分の好みを気づかされたものなどなど、それぞれ「どこで」「誰と」食べたのかはっきりと覚えてます(連れられてったおかげで店名がわからないトコもありますが、苦笑)。

自分にとっては「食べることが(も)人生」でこういう色々な感動を与えてくれる楽しみの一つ。大袈裟に書けば生きてる意味で旅先で出会いたいものの一つなんですよねー。

熱海 囲炉茶屋

 わざわざ行く価値なかった。

観光地のっていう典型。ここで食べるなら大戸屋でいいとさえ思った(近くにはないんだけど)という感想で、書きたくもない部類なんですが他に書くことがないのでやむなく。

 

 一番近いのはメディアに取り上げられて客が急増しちゃった市場の飲食店。

行列してる理由は駅近という立地のみででしょうね。味での人気じゃあない。

 「せっかく熱海に来たので干物でも」と行きましたが、普通の選択だと宿での朝食で食べるもんで、わざわざ外(店)で食べるってもんじゃないんでしょうね。ここのと比べてだったらちょっと冷めていようがそっちでいいだろって思いました。

来てヨカッタと思えるくらいおいしければいいんですが、そこらでお土産物として売ってる干物をただ焼いただけ以下に感じられた、わざわざの意味が何一つ感じられない食事処。

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 金目も鯵も普通。まずくはないけど焼き加減がヌルくて、米も普通。

もうだいぶ前だけど大戸屋で食べたアジの開き定食のがうまかったし、日帰り温泉施設で食べたさんまの塩焼き定食とおんなじ以下のレベル。

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 一人客の身としては無駄に待たされなくていいという利点はあるので文句ではないですし、並んでるガワとしたら大変ありがたい話なんですが、二人客でも有無を言わせず相席前提なのはどうなんでしょうかね?

 二度と行かない理由の一番は、応対の雑さがファミレス以下。

 こんな雑い接客で行列してるのって凄いと思います。さすが熱海。

専門店?だと勝手な勘違いをして、一夜一夜伊香保の吉田屋旅館で食べた朝食の干物並のものが出てくると期待したのが間違いだった。

 次回熱海行って干物や定食をと考えたら、駅前にある第一ビルで食べます。