9 大阪 初音 新梅田食堂街

約10年ほど前、三重の関で食べたひつまぶしが素晴らしく美味しく、そこで食べて以来うなぎが好物になったほどだったので、今回旅行中のどうにかして行ってみようと考えていましたが・・・

断念

台風の進み具合とにらめっこしつつ、ひつまぶしを最優先で三重の亀山や津で1泊とまで(泊まってしまえば昼、夜、翌昼と3回機会が作れる)考えてはみたんですが、どう考えてもうまくない

この日の朝の時点で大阪は雨。このまま大阪に居ても今日一日天候回復することはなく雨は強くなる一方だろうから建物内での行動を余儀なくされる

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結果として翌朝のテレビ↑を見たら好判断をしたかなと。。。

京都や三重でも数時間の差で大差はないだろうし、下手すると翌日移動したいと考える昼間の時間帯に直撃してそうな進み具合。だもんで思い切って名古屋まで移動することにしました

ひつまぶしは名古屋でこそ

発祥が名古屋という話や、名古屋の料理なことは知ってるんですが、三重は関の「初音」で食べたのを記憶の確認という意味でももう一度食べたかった

関東で食べるうなぎとは違って、外側はサクサクで中はフワフワというかホクホク

その後関東でもひつまぶしを何度か食べてますが、食べるたびに損したと思えるくらいの旨さで、「うなぎ」というくくりの中、今でも人生で一番美味かったと思ってるのがそこのうなぎ

予約が出来ない店なため、今回みたいに限られた日程だとどうしても厳しい

例年お盆だと大盛況ということで、旅館を出る前一応電話して確認させてもらいましたがお店自体は開けるものの、台風のためやはり客足は読めないとのこと

大雨だろうと移動が億劫にならないよう必要最低限の荷物で準備万端だったので無念でしたが、移動していた午後の時点では京都駅から東は雨降ってなかったので、まぁ縁スね。。

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大阪離れる前にお好み焼きかたこ焼を、と思って再び新梅田食道街を訪れましたが、並んで居たり、開いてなかったり・・・

そこまでちゃんと食べたいわけではなかったのでウロウロした結果、入ったお店は立ち飲み屋

飲む気はないので場違い感が半端ないんですが、昨日食べて大満足した串かつに、おでんの文字に吸い寄せられ

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座らない分気軽でいいスね。駅そば同様電車乗るまでの合間にはちょうどよかった

揚げもんはアスパラと・・・何食べたんだっけかな?汗
おでんの牛すじと大根も食べたような気もするんだけど。。。記憶が・・・(泪

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自分の腹具合と相談しながら頼める(時間かからず)のを最近好んでます、回転寿司とか

そして店を出てメモ替わりに写真を撮ろうとすれば、店名が奇しくも同じ・・・「初音」でした(笑

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8 大阪 串かつだるまなんば本店とたこ焼十八番 道頓堀

 テレビや映画の中で見覚えのあるところをを実際訪れて見ると、なぜだか嬉しくなってしまうことがよくあるため、わりかしベタなことだとは思うんですが結構好んでやります。

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 ここに来たかった。

大阪自体は2~3度来ていて、何泊かはしてますがホントどこへも行ってなかったとあらためて思いつつ、今回は短時間で天候にも恵まれていないもののたっぷり観光してる感がありました。

季節が冬ならば、というか冬に来て写真奥に見えるづぼらやさんなどでフグを食べたいと考えていましたが真夏。。。まぁ表(外)で食べるわけじゃないし・・・と結構なやんで次回に持ち越し。

宿で「大阪と言ったら串かつだろう」と目星をつけて来ましたが、まっすぐは行かず。

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 おーここがあの・・・。

とやっぱベタだとは思いつつも写真を撮ろうとせずにはいられなかった・・・(笑。

10代だか二十歳くらいで訪れた時には感じなかったアウェー感が実に心地良く。いいですねここらは実に繁華で。お店が密集してるから何かを探すのもまず困らなそうだし。ホント何にも知らないので、ここの南にいわゆるなんばがあるともわからないくらい。

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 ちょっと自分の夕飯的には時間が早かったんですが、この人手を見てフラフラを切り上げ、やって来たお店は串かつだるまさん。

店内はほぼ満席というか満席のようで、ちょうど今開いた席を用意するからちょっと待っててくれと言われ1~2分。

 串かつ自体はこれが確か3度目です。

1度目は12~3年くらい前ですかね、渋谷で食べ放題、自分で揚げる形の店で大ハズレ。

2度目はワイン好きの友人らを引き連れて銀座に出来たばかりの六覺燈へ。

ワインの方は満足いってたみたいですが、串のほうは散々・・・(苦笑。

 友人の嫁さんが3本目くらいで「油(衣)がキツい」ということで衣をはがして中身だけ食べだしてたんですが、5本7本と食べていく間にそれが流行りだして・・・(笑、自分以外は皆衣を外して食べる始末。

行った人間の中では一番大食漢な自分ですら、10本目くらいにはもう味に飽き・・・。

 こんなもん20本出てこられても食い切らねーな

と確か13本(もしくは15本)で了。

 この串かつってのは高くても安くても口に合わねーな・・・。

と、これが当時の感想でした。と同時に「やはり本場で食べないことには評価出来ないだろ」という思い。お店によっては並んでまで食べるくらいなんだから、そんな程度のはずがない!

IMG_4726 (Large)道頓堀セット

 前日百貨店の食品売り場で買い食いした冷えたハムかつ揚げですらめちゃめちゃ旨かったのでものすごく期待して来ました。

とりあえず重さがわからないので一番少なめな9本の道頓堀セットを頼んで腹具合を見つつ追加していくことに。

 これが六覺燈の串とは違い軽い軽い。美味い美味い。入る入る。

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どてやき?どて煮?これも関東じゃ出会わない甘めの味付けで美味

前日のハムかつ同様、一口目から軽くて美味いので9本なんてあっという間。

即、セットに入っていないものを追加注文。

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 この↓串こめっていうやつが唯一普通というか、さして旨いと思えなかった(苦笑。

壁のメニューを見て注文してたので頼んだ時はわからなかったのですが、後でテーブルにあったメニューを見たらちゃんと書いてありました。

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 で、わざわざドライカレーを揚げてっていう良さ、相乗効果が全くわからず(苦笑。

これを先に見てても難波本店限定ということで頼んだでしょうけど・・・まぁ一度で充分ですね(苦笑。

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 反対に「これだけはっ」て、唯一再注文したのがこのずり(砂肝)。

素揚げって言ったら素揚げなんですけど、これは今までの砂肝史上3つに入るうまさ。

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 1本の素材の大きさの違いは確実にありますが、六覺燈じゃ10本すら大変だったのがここだるまさんだと軽く20本は食べられる。いつのまにかにそれくらい頼んでしまってる感じ。

 来る時は降ってませんでしたが、会計すませて外へ出ようとすると大粒の雨。

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そして大雨にもかかわらず結構な並び。。。待つのも納得のウマさでした。

 この後容量一杯になってしまったメモリーカードの替えを買いに行って雨の様子を伺ってたんですが、もう止む気配はなく強さ大きさが増してく一方だったため、薦められていたたこ焼十八番さんへ行き(これも数人、数組ですが並んでた!)持ち帰りで買って宿に帰って食べましたが・・・。

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 これが最強に旨かった!!!

いやー驚きましたね、塩たこ焼。聞くのも見るのも初めてで想像を超えた旨さだった。

 こういうのに出会いたくて食べ歩いてますので、冥利。

 普通のそこらのたこ焼をソースじゃなく塩をかけて食べるって単純な味じゃなく、フワフワの生地にゴロゴロとたくさん見える大量の天カスと紅しょうがの食感が塩味で際立ち、絶妙。

ソース味のたこ焼をあえて洋食とするならば、この塩たこ焼はまさに和食のたこ焼って感じで。

 普段たこ焼は6つぶで充分な感じだったので6個を買いましたが、食後でしたがこれは全然10個でいけましたね・・・10個にしなかったこと後悔しましたし(笑。

 10分くらいは経って写真のように若干シナシナになったの食べてあんだけ旨かったので、その場で食べたらもっと旨いんでしょうねぇ。

 翌日大阪を発つ事決めてから寄ろうとしたんですが、確か開店が11時からで、台風が迫ってきていたので諦めましたが、もう一度食べたくてしょうがなかった。。。(と思って帰ってきてからなんとはなしに検索してみたらなんとお台場に店発見)

 

 同じものを昨日の今日で食いたいって思うことそうそうないですかんね。自分の場合そうと考えずにそうなることが多々ありますが、そうしようと思ってそうすることはホントない。

おいしいと思ったもんを再確認というのも含め、数日置いてもう一度食べるってことはしますけど。

 でもこの串かつとたこ焼は、あのまま次の日も大阪に居てまた食べに行くってなったとしても全然問題なかったし、たこ焼の方はお店やってたら買いに行ってました。

天候はともかくやはり時間が全然足らなく辛かった。例え3日4日居たとしても食べたいもんは食べきれず、行きたいとこは行ききれなそうで悔やまれるのは短い日程。。。

初道頓堀、めちゃくちゃ楽しかったです。

 

 それにしても驚いたのが、自分がこれほど旨いと思ったここのたこ焼の某サイトでの評価が低いこと低いこと。単なる舌の問題だけと思えないほど相対的な低い評価が目に付いて、ここので旨くないとか、比べて低評価に出来るほど他に旨いたこ焼は知らないので全く理解出来ません

 なんとなくわかったやも。です。

7 大阪 観光旅館 ひさや(閉業)

 価格なり。

安いところは安いなりの、高いところは高いなりの理由があると思っています。

そのためそれなりの代金を支払うところだと、求める水準も高くなり見る目も厳しくなりがちで、反対に安いところだと過度の期待をしていないためか、満足度の高い滞在になることが多い、というのが最近の自分の傾向。

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 周りのホテル、宿泊費の相場は把握してませんが、安目なのは間違いない。

ホテルではなく旅館という点だけで宿泊を決めたため、怖かったので口コミの内容は見ずに行きました。が、評価が概ね高くないことは目に入っていたので不安があった。

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 しかし全て杞憂でした。

身の回りに昭和風なものがなくなってきているため、そういうもの全般が好みになっているのと、インド、ネパール辺りの安宿でもそこそこ快適にすごしてた自分には気になるものはなかった。

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 後で一通り口コミに目を通しましたが、宿泊料金だけで決めたような方に限って・・・という感じ。

「広くて綺麗」そういう面の快適さを求めるなら、開業したての高めのホテルに行けばいいだけで、自分の部屋入っての第一印象は「なんだ思ってたより全然いいじゃん」だったため、文句を書いてる人たちはいったいこの立地と値段で一体どんな旅館・部屋を想像してたんだろう、と甚だ疑問。

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大半は「・・・そこは仕方ないだろ」と思える部分についてで(その通りではあるんだけど)、確かに改善した方がいいなと思える指摘もありはしました(例えば6階にある風呂の利用法について)。

 向き不向きといったそれぞれ好みってもんはありますから、我慢ならない人も中にはいると思いますけれど、そういった「向いてない人」がなぜこういうボロそう(失礼)な旅館を選ぶのかが理解できなかった。

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 出端でつまづき印象が悪くなってるところへ何かが重なると、その後どうあっても挽回はほとんど無理。というのが自分の経験上での持論。

なため、部屋が狭いとか、駐車場がとか、泊まらなくともわかるようなことから始まって、入ってすぐ「ダメ」と言うような人が泊まったりと、「なんでここに予約入れたの???」って選択した理由の理解に苦しむ人に限って低評価をつけている。

頭悪いにしたって程ってもんがあるでしょ(笑

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 まぁお世辞にも綺麗だとは言えませんが、大阪の人に期待する人懐っこさというか、優しさ、温かみのようなものは感じれますし、宿泊費が安いということ以外にも良いところがあるんですよ。

例えば冷蔵庫はありませんが(寝る時うるさそうなので必要とも思っていませんが)、その分魔法瓶に氷を入れた麦茶を用意してくれてるので翌朝でも冷たい麦茶が飲めたし、ちょっとした心遣い、出来うる範囲でもてなしてくれているのを感じていたため、自分の場合もう大半のことには目をつむれる心境。

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 6階にある貸切風呂?ですが、「ご自由にどうぞ」という形のため「お湯を張ってる隙に他の誰かにその一番風呂を取られる」ということが発生しがちな感じがしました。

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パッと来た宿泊客には宿の人が用意してくれてるのか区別つきませんからね。自分としてもそう思うだろうなと思ったため、「もうそのまま脱衣所に立て籠もる」ことにして携帯テレビを見ながら時間つぶしてました。ら、これが結構時間かかる。

部屋にも小さいながら風呂付なのでなにもわざわざ・・・と思われるかもしれませんが、やはりどんな窓だろうと窓があるのとないのとは眺める景色がなくとも自分にとっては大違いで、苦痛な待ちではないものの「。。。普通に考えて大阪遊びに来てこんなとこで何十分も待ってる人間いないよな・・・(笑」、とは思っています。

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 道頓堀沿いに泊まれるとは思ってもいなかったし、他にも堀沿いにいいホテルがあるのか知りませんけど、自分の求めてる旅情というのはまさにこういう感じで大満足だったのです。

 戎橋までも歩いてすぐなので飲食店は選り取り見取り。

一っ風呂浴びて夕涼みがてら戎橋まで歩いて夕食食べてたら、食後にはいよいよ台風の大雨が降っていましたが、宿まで近いので濡れも気になりませんでしたし、何より大きな傘を貸してもらっていたので無問題。やはり徒歩圏内の宿というのは何よりも勝る。

 この旅館の良さ、それは部屋はともかくとにかく人。

自分の場合は部屋の雰囲気も気に入ったし、貸切の風呂も気に入り、この旅行中では一番だったんですが、部屋は好みがはっきり分かれるでしょうし、無理な人には無理だと思います。

 でも綺麗なホテルじゃちょっと味わえないやり取り、ちょっとした言葉を交わす程度なんだけど、そういうのが「あぁ旅行してるなぁ。」って思える瞬間で「また来たいな」って思う原動力になってるんスよねー。

 

 2020年3月追記

 ここ3年くらいの間何度と空きを調べても一向に出てこなかったのは、新しく宿泊特化型ホテルに改装して、観光旅館ひさやとしては閉業されてしまったようですね。この雰囲気大好きだっただけに残念です。

 もう一度ゆっくりした予定で連泊したかった。

 2022年1月追記

 味気ない宿泊特化型のホテルとして営業してたんでしょうけど、このコロナ禍で先ほど見たらフロントがあるべき1階がまるまるPCR検査センターに。

その上には免税店の看板あるし

 なーんでこんなに味ある昭和なイイ旅館改装しちゃうかなー。