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伊香保温泉 露天風呂

 起きたら大雪。

深夜降り始めを見てたのである程度は覚悟してましたが、まぁびっくりするくらい積もってた。

 正直参りました。FRなのにチェーンを持って来てない。

夜の内に車だけ降ろしとくかなーとは考えたものの、まぁでも「」なだけならぶつけるほどは滑らないし、戻ってくる足の手配を考えたら、いいやと。

とりあえず、駐車場周りが坂だったのでそこに行くまでの自分の足で確かめたり、ちょっと車を動かしてみようと駐車場へ向かったんですが、まぁとにかく急坂でやたら滑りました。こら危なし。

 そして駐車場目前にベッコリ事故車。

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 タイヤのサイズを確認して(チェーンを買いに行くか、宿まで配送してもらおうという考えです。苦笑)戻ろうとしたらバスターミナル前にお巡りさん。

 何かどこぞの宿のワンボックス?チェーン巻いてある車の実況見分してる・・・

 ええーーーチェーン巻いててもかよっ

と横目に見つつ道路を横断したところ、坂上からチェーンを巻いてるトラックが横滑りしてきてる。。。

 坂が急なせいで全っ然止まらない

結局数秒かけて何mも滑り落ち、路肩の看板跡の鉄柱にぶつかるまで止まらず

 こらダメだな・・・

もし駐車場出口の坂(急)で滑り始めたら何かにぶつかるまで止まれる気がしない

目の前含めていきなり3件も事故ってるのを目撃してる上、スタッドレスを履いた車の運転を見ててもかなりあぶなっかしく感じた

自分がなんとかダイジョブでも、もらい事故が怖い

低いとはいえ一応山ですし、上の榛名湖は凍ってますしね。

こんなこともあろうかと予備日(連泊のつもりでしたが)に、お籠もりセットを持参してたので延泊を決定。むしろ温泉とコタツのみの往復で、溜めてるブログ書いて更新するにちょうど良い

と思っていましたが一行すら書かなかったwwwww

・・・

 

雪が気になり大して寝てなかったこともあり、朝食を食べ、延泊をお願いしたのち、昼寝

目が覚めたら夕方で雪は止んでいて、散策がてらもっと熱い湯に入りたいのもあり源泉の近くという露天風呂へ行くことにしました(この大雪で夕飯の材料を運ぶ車も登って来れなくなっていて、用意が出来ないということで夕食を食べられる所を探すという目的もアリ)

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 「この突然の雪でわざわざ来る物好きも少ないだろし、ガラガラだろな」

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人がぜっんぜんいない

 

 ・・・いい

 

この雪、この暗さ、そしてこの静けさ

こんないい雰囲気の状況、狙っても来れるもんじゃない。

ツイテルワァ

この人のいないシンとした静けさ。寒さでピンと張っている空気

温泉貸切だったら、最高の贅沢だな

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貸切でした

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ので思わず写真を撮りました

見上げるとこれもんで

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いやーwwwいい湯すぎ、最高な贅沢してる気分

上の写真の右下に後頭部が写ってますが

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誰が作ったんでしょね、かわいすぎる

こういうセンスが欲しい

そして帰り道でも発見

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ほのぼのしました

この小さな雪だるまを見れただけでも大雪に降られた甲斐あったなーっ(笑)て思えたくらい

夜分には凍結におびえ「もう1泊か・・・」なんて思ってたんですが、翌日はしっかり晴れて気温も上がり、午後には路面に雪はほぼない感じ

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後で聞いた話によると、下の渋川駅ら辺や前橋あたりは大して降っておらず、その先の高速部分、埼玉入ってからや都内の方が雪がひどくて事故も多く大変だったみたいです

1日待って凍結しちゃって融けなかったら車置いてく羽目だな・・・なんてあれこれどうしようかやきもきしてましたが、懸命な判断をしておまけに中々出来ないいい体験させてもらいました

伊香保温泉 吉田屋旅館

 宿泊後の感想。

 大変いいお宿でした。

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 渋川伊香保インター降りてから駅までもすげぇ近いンですけど、駅前を過ぎて坂道になりだしたなと思ってちょっとしたら着いてますからホント一息。

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 いきなり暗くなってますが、まだ17時半(1月の中旬)。

駅前で撮った写真は16時半くらいなのですが、さすが冬。

 真冬+坂+夕暮れ、で京都の清水坂を思い出しました。

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 さすがにこれだけ人が居ないとお店がやってなくとも仕方ない。

と思いきや、人の出を考えれば数こそ少ないものの結構やってる方かなと。

みやげ物屋さんみたいなのはさすがに18時過ぎたらやってませんでしたが、懐かしの射的屋さんだとか、コンビニ代わりの酒屋さんだとか結構遅くまでやっているようでありがたい。

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 こういう感じ、好み。

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横手館」という宿なんですが、HPや予約サイトで見た写真まんまでしたね。

基本的にお店側で撮られてるWEBの画像では、本当の雰囲気みたいなものが伝わらないと思っているので、翌日も泊まっていくならここにしたいな、と思いました。

 家にてどこにどんな宿があって空きがあるかとだいたいの目星はつけてきてましたがどこの旅館も選び放題だったため、行って、実際の感じを見て吟味させてもらった上で選ばせてもらおうかな、と。

数年前に立ち寄ったチラ見時に、こじんまりとした温泉街だけれども大階段からちょっと離れた宿はダメかなというのを自分の好みとして感じていたので、階段中心に数軒見て回りました。

 どの宿もそれぞれ趣があってよい感じでして選びにくかったンですよねー。

今風な洒落乙高級旅館、千と千尋の湯屋のような木造建築大正ロマンあり、明治大正っていう雰囲気たっぷりのホテル、修学旅行を思い出させるとこ、いかにも「昭和」って感じの旅館等々。

旅館名をあげれば、千明仁泉亭さん、横手館さん、奥にある橋本ホテルさん、岸権旅館さん、丸本館さん、青山旅館さん、石坂旅館さん、村松旅館さん、森秋旅館さんなどなど。

ここらどこ泊まってもそれぞれ満足出来てたと思えました。機会があれば全部泊まってみたい。

 

 そして今回お世話になることを決めたのが吉田屋旅館さん。

 連休ということで一応連泊するつもりで来ていましたが、伊香保温泉における両極端のような旅館に興味を持ってしまったので、お高いところから翌日お安いところへ移動するよりも、逆の先に安い方からのがいいだろという考えでこちらの方へ先に泊まることにしたんですが、コタツや部屋のゆるさ(広さ)やお客のいなさが気に入りすぎてしまって、結局翌日もここに泊まりました。

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 土曜、祝日前でも1泊2食ついて1万円しない(2名利用なら1人4980円!)。

確か他の旅館だと、食事なしの素泊まりで10000円とか16800円くらいだったような。

 他所と比べてあまりの安さから「一体どの程度のもんなんだろう」と興味が湧いてしまったから行って見たというのもありましたが、石段そばで立地は問題ないし、温泉は源泉かけながしで言う事なし(なはず)。

 予約サイトにはけったいな注意書きがあったんですが、汚かったり、ボロかったりはアジアの安宿街で鍛えられているので「まあどんな程度でも人が泊まれるんならだいじょぶだろ」と気にはせずに行きましたが、宿からクチコミを見てみると、やれ汚いだの、風呂がヌルいだの、食事が冷たいだの、批難めいたものがチラホラ目立つ。

 まぁ確かにどれもホントです(笑。

でも好意的にとらえるなら、汚い⇒だから安い、ヌルい⇒源泉100%の加水加温なし、冷たい⇒これも安いゆえ、でも美味い。

 つかどれも周りの旅館との価格差から考えれば、範疇だと思うわけです。

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トイレなんかも古さはあるけどきちんと掃除されていて清潔感あるし。  

周辺の宿の相場の半額以下なんだから「こんなもんでしょ」ってレベルでむしろまだ安く思える。

1泊2食付で1万円しない民宿とかペンションなんてこんなもんじゃないスか?

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 確かに風呂にシャワー等、温水の出る蛇口がないので、頭を洗おうと思ったら温泉の湯か冷水でとなるのでそこは不便な点かも知れません。

けれど近くに石段の湯っていう外湯があったりするので、洗髪は1日1回したらいいわけですし観光がてらそちらでしてくればと割り切れはしないのかな?

 

 そしてなにより食事が抜群に美味しかった。

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 ↑↓これら夕食

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 最近こういう食事を摂れる定食屋みたいなのにお目にかからないのもあり、確かに冷たいは冷たいんだけど(苦笑)食事が楽しみでしょうがなかった。

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こちらが食堂

都内のホテルでこれだけ満足出来る朝食を食べようとしたらン千円でしょう。

IMG_0038 (Large)朝食

 どれもすべてホントうまいンですよ。

 「似たような夕飯をどこかで食べたとしたら」と食事だけで考えても一人頭4000~5000円は出てくと思うのでお得すぎません?(食事が無料なのか、食事代だけで宿泊費が無料なのかっていう)

 「温かかったらもっとうまいんだろうなぁ~」とは思いましたが、冷たくてもこんだけうまいんだから(格安になる理由の一つだろし)、と文句が出る以前にありがたくて仕方なかったですね。

 こんなおいしい食事付いてこんな安くていいんだって。

 自分、サバはなんか好きではなくて普段手をつけやしないんですけど、ここのはウマすぎて残らずたいらげました。

 最近昔ほど量を食べられなくなってる自分が実に悔しかったです(苦笑。

伊香保温泉へ

初めて海外へ出て風呂なしの生活強いられて、自分も「お風呂(温泉)大好き日本人」の一人であることに気づかされました

温泉自体は日帰りでスノーボードに行ってた頃から好きではいたと思いますが、温泉だけ目当てで行くまで贅沢ではなかったです

22~23の頃、スキー場近くの温泉で毎年年末年始を過ごすという既婚の1個上の先輩がおり、滞在中は部屋と風呂の往復しかしないと言っていまして、それを聞いた自分は

 「えーなんでスキーとかしないんですか?それ暇じゃない(つまんなくない)んですか?(笑)」

などと言っておりました。

今はその先輩の好みの全てがわかります(笑

何もしないの贅沢ってありますよね

自分の場合はまだ最初からそこまでの選択で行くのではなく、自然とグータラしていて振り返ると「結果として何もしていない」滞在って感じですが

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数年前に近くまで来たことがあり、その時に「伊香保温泉って確か高速インター降りてすぐなんだよな」とちょっと確かめに行ったことがありまして

バスタオルなど持ってきてはいませんでしたが、立ち寄り湯もあるだろうし、飛び込みで泊まってしまってもよいと、いざ行ってみると実に近い近い

インター降りてから1時間くらいかかる群馬の他温泉地と違って、伊香保は降りて山道に入った、登ってるなと思ったらすぐ着いて、こりゃ日帰りでも充分考えられる距離だなと思えました

この時は駐車場に車停めて下から石段街を眺めたらすごい満足しちゃってそれだけで帰って来たんですが、それ以来、やっとこ行ったって感じです