HTハンドルデイパック HT-HD13

 久しぶりにバックパックを買いました。13リットルの。

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 手持ちに45リットル(海外用)と70(登山用)、それに国内旅行用としてノートパソコン入れがついた30リットルの街用パックを持っているんですが、この普段使いも考えて一番使うつもりでいた30リットルのがとにかく使えなかった。

背負いづらいし、背負えば重量以上に重く感じて疲れるし、30という容量の割にはイマイチ詰め込めてる感じがしなく、なのに外見の存在感が邪魔なほどあり、一つもいいと思える部分がなく(ちなみにアークテリクスのBLADE30というやつです)その後の国内旅行用にスーツケース(31リットル)を買う契機となった一品。

 

 自分の使用感だと2~3泊に30リットルはちと嵩張り過ぎで、電車や飛行機での移動の場合片手が塞がってるのが大変煩わしく、一回り小さな20リットル前後のものをここ2~3年探していました。

探してたと言ってもブラックダイヤモンドという登山用具メーカーのバックパックというのは決めていて、あとは「これだ」という色待ちをしてたんですが、2018年モデルはサイドポケットの色が黒に変更されてしまい、ツートンカラーがなんかダサかった。

黒一色のものもあるんですが、日帰り登山でも使おうと思っていたので派手目の色のが欲しかったんですよね。。。

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ここのとこ短距離、短期間の旅行、1泊2泊どころか春先の7泊も10リットルもない小パックでこなしていたのですが、そのおかげで国内旅行におけるおおよその荷物量は把握できて10リットル後半から20リットル前半のものを買うか、荷物は増えますがトートバッグのような手提げできるかばんを海外用も兼ねて買おうかとあちこち革物のバッグすら検討対象にして探していたんですが、ふとソロツーリストという如何にもな名のついたバックパックのことを思い出し、製造元のヴァリュウ物産のホームページを見ると考えていたサイズよりちょっと小さめでしたが

  • ノートPCを入れる場所がある
  • 小物(ペン、スマホ、財布、パスポート等)を入れるポケットが複数ある
  • 肩紐の部分を格納出来、手持ちカバンとしても使える

とほぼほぼ必要条件は満たされている今回のデイパックを見つけました。

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実は初めての海外旅行へ行くにあたって選んだ相棒(冒頭書いた海外用の45リットル)がヴァリュウ物産SOLO-TOURISTの3WAY(背負う、肩掛け、手持ち)バックパックで、国内旅行では容量面からもまず使わないんですが、いまだにとても気に入っていて、今の自分の旅行の仕方になったのはこのバックパックを買って行ったからなんじゃと思うほどで、自分の好み通り気に入る造りなのは当然でした。

 2018年モデルの実物は見ていないので、手に取って見たらツートンの質感は案外悪くないということもあったかもしれませんが、電車に乗ってる時など背負わずに手で持っている場面での肩紐の存在を邪魔に思っているので、これが一番デカかったですね。

実物見ずに買ったので若干小ぶりなのは気になっていて、16~18リットルだったら途中で何かを買っても手持ちにならず完璧だったと思うんですが、ポケットにもマチはあるので2~3泊の旅行でかなり快適に使えると期待してます。

 試してみた感じノーパソを入れても余裕で、背負いやすいのが◎。

銀山温泉考

  そろそろあれから一年

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 ふと思い出したのを機に行きたいと考えていた旅館を、あらためて行く「つもりで」吟味しての旅館選びをしてみようと思います。

 まずは泊った古山閣から。

  • 9部屋。カード不可。
  • チェックイン14時半チェックアウト10時の19時間半滞在
  • 風呂×3、貸切(露天)風呂あり、利用時間制限なし
  • 部屋にトイレあり。夕食のみ部屋。

 

 能登屋

  • 15部屋。カード利用可。
  • チェックイン14時チェックアウト10時半の20時間半滞在。
  • 風呂×4(冬季は3)、露天風呂あり、貸切風呂あり、利用時間不明。
  • 部屋にトイレあり。夕食のみ部屋。

 

 古勢起屋別館

  • 14部屋。カード利用可。
  • チェックイン15時チェックアウト10時の19時間滞在。
  • 風呂×2、露天・貸切共になし、4時~24時。
  • 部屋にトイレなし。夕朝食共に大会食場にて

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以上、それぞれの宿のホームページからで、ホームページに記載されてなかったものは予約サイトから補っていますが、双方で違っていたりして混乱・・・。

 赤字は他より優っていると思う点、青字は劣っていると思った点です。

 きちんと調べてみると、古勢起屋別館は何枚も落ちますね。

大した不便さではないにしろ部屋にトイレがないよりある方がいいし、風呂を貸し切れた方が快適だし、部屋食も同様、滞在時間は4つ3旅館中一番短いし。

 フロに焦点を絞れば、露天の貸切があると明記されていない能登屋も1枚落ちる。

上記3旅館ではなく他の旅館の話ですが、風呂の利用時間に制限があるのにもかかわらずそれがホームページに書かれていない旅館があって、その旅館は部屋の情報も乏しく部屋のトイレの有無など予約サイトの方がしっかり表記されているお粗末具合。

 ちなみに極々私見を述べさせてもらうとこの四文字旅館だけは絶対に泊まりません

ホームページはあるものの一例とかでとにかく情報が少ないためわざわざ電話で問い合わせてみれば受け答えが失礼過ぎ。客になろうとして尋ねている人間に対しどういう考えしてたらああいう人を小バカにしたような応対できるのか、人間性を疑いました。

そちらにとってつまらない質問だろうとこちら側の価値はこちらで決める

イチイチ電話で答えるのが面倒と思うならば、ホームページを充実させろ、と。

 こういう一期一会の客商売がなんたるかわかってない人が電話に出てしまうような宿に行く価値はないと思います。不便さは親切さで補うもんだと思うんですが、入口(ホームページや電話)から不親切なれば、何につけてもこちらの都合じゃなくて自分ら宿側の都合で制限をつけられているようで、気分悪い滞在になるのが目に見えている。

 ついでに言えば予約サイトの口コミで低評価がないのも怪しいし。

 

 書いていて「宿側の都合」ということで思い出しましたが、銀山温泉のどの旅館もきっと(全てを確認していないので)朝食は広間の一か所にでだと思うんですが、この朝食を食べている間に部屋の布団をあげられていたんですよ。

 2時間もしたら宿から発たなければいけなかろうと食後にもう一度横になりたいと思うことはあると思うんです。客が鍵を返してから、もしくは最低限客にそれをすることを確認し了承してからやればいい、やるべきを客に問う事なく行うその姿勢・・・。

 これも「”宿の都合のみ”でそうしてるだけ」に思えました。

 そうされる事を言われてないし、何も聞かれてませんから。

勝手に部屋に入ることさえ聞いてなかったので驚いたけれど、チェックアウト後にやりゃいいことなのに(時短のためはわかるけど)これをやられてたせいで「さっさと帰れ」って言われてるようで不快になったのを思い出しました。

 

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 どの宿も共通して基本は夕朝二食付きで、宿泊料金は2名で3~4万前後。

「銀山温泉」という場所による価値が上乗せされているわけで、あちこち行って経験豊富な人ほど料理や部屋、設備といった環境面から割高に感じるのかなと思います。

ただ日本国内だと倍以上の開きを見ることも少なくない平日と土曜や年末年始なんかとでそれほど差をつけていないので泊まる日によっては割安と考えられるでしょう。

 自分が安いと思えなかった理由は、「宿泊料金に見合った食事・部屋(設備)・サービスだったか?」と問われると微妙で、特に食事面が不満だらけだったためです。

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 とは言え、どうやら自分に合った一番良いと思われる旅館に泊ってたようですね。

 たまたま最初に空きが出て予約出来たのが古山閣だったというだけでしたけど、結果は幸運で良縁。こういう引きに出会えているから「直前決め」は止められない。

 泊り比べたわけじゃないのであくまでもフロを一番に考えての話になりますが、ただ部屋や食事はどこも似たり寄ったりな感じだと思うんですよね。

 残る違いは「人」。

 古山閣は人も良かったので、おススメするのは古山閣か藤屋。

 泊まったわけではないので、泊まった感想ではなく「だろうなあ」という推測になりますが、現代における快適さを重要視される方には間違いなく藤屋がいいと思います。

無線LAN一つにしても今時用意していないというのは、宿泊者側に立ってモノを見ている・考えているとは思えません。古さやそういう不便さを推すのはいいんですが、こちらでオンオフ出来る問題ですので。

これが素泊まりで1泊5000円って言うならこんなことは書かないのですが、でも実際はそういう格安の宿の方がしっかり導入されている現実。うーんって感じです。

 銀山温泉で感じた不満って、小さな温泉街での閉鎖的な部分が悪い意味で現れていると思うんですよね。部屋に無線LANがなかったり、朝食を部屋でに選べなかったり、その間に布団を勝手にあげてしまうのだったり、って言うのは「お金(≒人手)の問題」という事だったとしても全部旅館側だけの都合であって、もちろん1部屋8名とか最大数泊まって50名とか100名になってしまうと無理なのかもしれませんが、少なくとも夜はそう(部屋食)してくれてるわけですから朝も一膳で完結してくれていいからなんとかなんないの?と思った具合ですし、このようなもてなし方や宿泊料の横並び具合って競争のなさ談合の現れに感じてました。

 

 その他の旅館ですが、どこも(大正、昭和初期を思って行くと)新しすぎて情緒に欠けそそられず、それらに泊まるなら「他の温泉の旅館の方が・・・」という感想です。瀧見館なんかは好みな感じに見えるんですが、要の川沿いから離れた裏側なので、ならば川沿いの旅館の方が・・・とやはり痛し痒し。

 また行くことがあれば素泊まりの設定がなくとも飛び込みで、なんて考えたりもしましたが、昨今の人気具合を見ると交渉出来る望みは薄いでしょうね。

ビジネスホテルに泊まる楽しみ

 先日ビジネスホテルに泊まる楽しみを見つけました。

それは朝食。

 ビジネスホテルについても泊まれば写真は撮りますし、書こうともするんですが、ビジネスホテルの部屋というのは最低限の平米数に必要最低限のものを詰め込みましたという、その狭さもあってどうしても似たり寄ったりな造りで、それは当然撮った写真でも同じような写りでつまらなく、カタカタ打つ感想までも画一的な絵面と文章になってしまって、特筆すべきことのないホテルについては無理に書くことは止めました。

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 パン派ではないのでホテルの朝食に興味が向かないのが一番の理由ですが、朝に起きてて朝食を食べたい時もたいてい外に出ますし、そうじゃなくてもまずルームサービスで考えるので、このブログに書いてきたホテルの中で朝食を食べているのは3分の1くらいじゃないですかね。

朝食代金が既に宿泊料として取られている場合もあるので利用することもありますが、全体の半分くらいは朝食の提供されている時間に寝ているため、経験が少なくよく知らない世界です。

 自分の印象では所謂四つ星クラスのホテルだと全体から見て和食方面の手を抜いているように感じていて、ご飯(炊き具合)にしろ、味噌汁にしろ、料金を聞いて納得できるほどのもんが出ていたことがない。

おかずにしても「っぽい」のはなんかの魚の切り身を焼いたようなのが山積みにされているやつくらいで、あとは和洋兼用のものばかりだからどこへ行っても似たような朝食になるからつまらなくて食べる気が湧いてこない。

今までで「良かった朝食」として記憶に残っているのは、東京のシャングリラ、伊香保の吉田屋旅館、パタヤのアマリ、九份の九重町客棧、台北の大欣大飯店ホテルドルフ静岡、と半分は海外で、安い宿の割合が多いのはやっぱり部屋では差をつけられない分朝食に力を入れているか、地元のおかあさん的な人力のおかげでしょう。

 静岡のホテルドルフでは郷土色のあるものが並んでいて「こういうのが嬉しい」って思ったのを覚えていますが、旅行で行ってたらその土地ならではの珍しいものや、出来るだけその国の料理で好きなものを食べたいと思っているので、今回朝飯求めて駅前ふらつこうとして目にした朝食の案内。

さすがにマンネリ化を感じ始めていた最近の国内旅行だったんですが、こういう感じに郷土色豊かで特色ある朝食があると思ったら、それ目指して行くのもありかなって思うようになりました。