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フライングガーデン、ハングリータイガー、さわやか、のハンバーグを食べ比べてみた ハングリータイガー

 せっかくなのでと本店に行こうとしていたためだいぶ間が空いてしまいました。

 結果はフライングガーデンの圧勝。

 さわやか
 フライングガーデン
 番外ブロンコビリー

 ハングリータイガー、単純に高いです。

 食べたのは横浜ハンマーヘッド店でリブロース170gとのコンボ(税込3850円)ですが、一番安いのはランチタイムのランチオリジナルハンバーグのレギュラーセット(パンまたはライスと飲み物)で税込1890円。

ハンマーヘッド店ではランチタイムメニューの営業はしていないので、同じと見られる220gのオリジナルハンバーグステーキレギュラーセットがハンマーヘッド店では終日2190円でして、フライングガーデンでもこのご時世から一部値段上がったようですが、それでも200gのクイーンランチが税込1199円でしかもライス・スープのおかわり自由と、この時点ですらかなりの大差がついているなという印象。

ハングリータイガーではランチタイムのみ大ライスまでがサービスで無料。閉店間際で行ったハンマーヘッド店では大盛りにするのに⁺140円かかりました

 そして些細な違いとしてハングリータイガーのランチは平日のみで15時まで。片やフライングガーデンは日曜祭日以外の月曜~土曜で16時まで、と1時間長いランチタイムの営業時間だけでなく、「土曜」もランチ価格で営業されている、とこうやってブログに書くまで全く意識してなかった事ですが、凄い営業努力をされてますねフライングガーデンは。

 

 炭火焼きのいい匂いがとてもします。

ステーキの肉は固めで、安いアンガス牛をちょっとマシにしたようなというくらいのモノで、「国産牛」とステーキ単品メニューには書いてありましたが、それらとは全く関係のない別もんでしょう。それくらい美味しい肉ではなかったので。

 2種来たソースのうちよくわかんない画像左側のソースの味がとても濃い。

 というかしょっぱい

ちょっとしかつけてないのにしょっぱすぎてソースの味しか感じなくなるほどの、肉のうまさを引き立てることなく完全に消し去るしょっぱさ。

肉自体に軽く塩味が効かせてあるせいか、ソースをつけずに食べると肉風味というか肉の味が凄いして、ウェンディーズやシェイクシャックみたいなちょっと高いハンバーガー屋のハンバーガーや、ホテルのルームサービスで食べるハンバーガーの肉のような風味の濃さを感じました。

思うにここのハンバーグは何もつけずにそのまま食うのが一番ウマい。カナリ早い一口二口食べた段階でそう感じたので、空腹時の感想に間違いはないかな、と。

 ソースの味は濃いし、肉の味も濃いので、半分も超えたら飽きてしつこさを感じはじめ満腹感がものすんごく出ました。飲み込むまでが苦痛。

ハンバーグの肉は意外とパサパサしている感じで油分が少ないんでしょうね、飽きてきた後半以降になるとそこは顕著で中々飲み込めず口の中に残り、満腹近い最後の方は水で流し込むように食べました。けっしてマズイって言いたいわけではなく客観的事実としてそれくらいパサパサで飲み込みづらく口に残り続けた肉片で飲み込みづらい。

 付け合わせはそれぞれウマかったです。特にじゃがいもは美味かった。

 

 とりあえずハンマーヘッド店の席の感じ、はっきり言えば狭くて安っぽくて居心地が悪い席がある(そこに座った)という店として造り(席)の悪さがダメで、そこに(フライングガーデンと比べて)価格の高さに見合った味が提供されてるようには感じなかったため、圧倒的大差でフライングガーデンのが上だという結論に至りました。

 フライングガーデンの方が安くて、ソースもウマくて、ライスのおかわり無料で、昼行けばスープもおかわり自由。

 肉自体や使ってる炭の質(単価)はきっと今回比較してる4店の中では一番いいというか高いんだろうと思います。自分の感性ではそれが単純に「良い(≒価値ある)≒美味い」という風にはならなかったので、明確な違い、差がある事までは感じているもののそれはたぶん「原価≒提供価格の高さ」につながっている、んだなというとこまででして。

 「”そう”だから高くなるのまではわかる」けど「でもそうでなくていい」

っていう、炭火の匂いや肉の味の濃さが「旨さ」に直結しているように思えなかったんですよね。

 炭火焼の肉に付いた炭の香りってかなり食欲そそられるものだと思っていますが、それが価格也の価値、味ですね、に繋がり、そう(高い価格で提供)される理由が消費者としては見い出せなかったという事で。

 フライングガーデンのでいいや。てのが結論です。結局自分の舌にはフライングガーデンの和風ソース、ニンニクソースがどちらも群を抜いてウマいと感じているので、ここが一番の差にはなってしまっているのかもしれませんね。肉だけで食べてもご飯がすすむ感じじゃあないんで、ソースが不味いんじゃ話にならない。

 あとは単純計算で原価を5割増せるんであればフライングガーデンでも炭を使って焼いたり、もっと味わいの強い肉を使う事も出来るでしょうから(そうしたところで結果良くなるかどうかってのは今まで書いて来たとおり)、メニュー上で1.5倍な価格差のあるハングリータイガーのものの質を高く感じるまでは当然の結果で、繰り返しになりますが、そこが食べた感想に直接繋がり「ウマい!」とならないんであれば、提供される側としては「そうでなくてもいいよ」という意味の無い高さにつながるわけで。

 接客はハングリータイガーが一番良かったですね。ファミレスとして見ても抜群に。

 調べてみましたが創業はここが一番古くて1969年。フライングガーデンが1976年で、翌1977年にさわやか、ブロンコビリーは1982年の創業でした。

店舗数が一番多いのはフライングガーデンで関東5県に57店舗。さわやかは34店舗、ハングリータイガーが11店舗だそうです(ちなみに番外編のブロンコビリーが2020年末の時点で128店舗とダントツ多い)。

ベッド ハイアットリージェンシー東京 アトリウムスイート

 ラグジュアリーホテルのマットレスじゃあないですね。

 シングルクッション、シモンズビューティーレスト。

厚みは贔屓目で25~6㎝といったところ。

 シングルクッションで見た目に薄く、平たい貧相な枕が二つ重ねられただけのベッドはお金をケチっているようにしか見えなくて、「ビジホじゃないんだから・・・」と、この部屋じゃなかったらただの萎え要素。

 シングルのおかげか堅めに感じた寝心地は良かったんですが、ハイアットらしいピンと張ったシーツを剥がして見れば、生地も厚さもビジホなんかでよく見るもので、ビジホだったら「ピロートップのマットレスか(力入れてんだな)」って思えもするんですが、1泊3万取るホテルのマットレスじゃないですよね。だって安めのビジホ(でも使ってるようなマットレス)の宿泊料なんて高くても1万くらいしかしないんだから。

 寝室として外光が直接入って来る窓がないので、多くの人には悪い点かもしれませんが、暗闇属性のある自分にとってはしっかりと暗いのと安眠を妨げる事のない静寂のある部屋は最高にありがたいもので、上がりやすいベッドは楽でいいんですが、上がるのに苦労するほど分厚いマットレスってのも非日常のホテル滞在を感じる場面の一つであるんで、やっぱりそういう演出が下手ってか、そういう意識のあるホテルじゃないんだなぁとガッカリさせられた一つです。

ハイアットリージェンシー東京 雑感

 残念でしたけどもう終わってしまったホテルなんでしょう。カナシイ。

端々で昼間働いている従業員に意欲が全くないように感じられる応対っぷり。

 今回泊まったアトリウムスイート、自分調べでは曜日かかわらず最安が80000円の消費税サービス料を足し一泊おおよそ10万円。

同じ日付のパークハイアットで一番安い部屋が1泊15万超(2泊305,918)、グランドハイアットの一番安い部屋が9万超(同181,063)で、どちらも45平米以下の非スイートなのでそれらと比較すれば間違いなく安いんですが。

けれどそれに見合った上質なサービスは少なくとも自分のいた2泊ではなく、直近の一番安い部屋で1泊3万くらいはしてましたが、その水準のホテルのソレには程遠く、去年末年始辺りの1泊1万程度が適正料金と思える程の残念さ。

 籠るつもりの滞在だったので朝昼晩とラウンジを利用しましたが、クラブルームは良い感じでもアルコールを摂らない人間ならわざわざラウンジ利用代まで余計に払って泊まるほどの水準ではないでしょうコレ。

今回のは「部屋ありき」の宿泊だったので「他のホテル」という選択肢はなかったのですが、皮肉なもんで求めてたものはラウンジから見えるパークハイアットにはあるのにここにはない。

ラウンジで提供されるものが貧弱なのはどうでもいいとしても、基本こちらから声をかけないと挨拶すら怪しい感じで、わざわざ念を押すように頼んだ事は忙しさから忘れられたのか何もされずそのまま放置。

せかせかせかせか仕事をこなそうとしているだけに見える姿は傍からはとにかく慌ただしくとても見れたもんじゃない。

 それなりのホテルの中や、その中でも限られた場所のみで働く人には専門の知識と能力、経験の豊富さをうかがわせる優雅な立ち振る舞い、仮にとても忙しく働いていたとしても宿泊客から見たその姿には白鳥のような姿勢、洗練されたものが必要だと思います。例え水面下はバタついていたとしても。

とかいう上質なものの話だけじゃなく、丈の合ってないスーツを着ていたり、今さっきついたような汚れじゃない「明らかに日が経った汚れ」がついたスーツで客前に出てきていたり。

前者はだらしがなく見えたし、後者は汚らしく、客である自分がパッと一瞬見てわかるようなものなのを他の従業員が注意することもなくそれで「何日間も」一緒に仕事をしていたとしたら、そこ(クラブフロア)全体の意識の低さを見たようでとてもゲンナリしました。

 味については一つ上の写真のイチゴ(色)のムースみたいなものとか、上の写真のすじの煮込みみたいなものはフツーに美味しかったです。

ただアルコール摂らないんでわからないんですが、こういうのでツマミになるんですかね?量的にもどれも一口、大事に食べてせいぜい二口って量なんで、これだと二杯飲むにも物足りなそうってのも微妙に感じた理由の一つ。

 

 朝食ですが追い金してのルームサービスへの振り替えは出来ないとのこと。

2泊してて分かった事ですが、従業員が充分な数居ないんでしょう。

まだ日本国内ではコロナコロナ煩いのでそれくらいは対応して欲しかったとこですが、ラウンジの朝食はちょっといいビジホのそれと大差ない感じのようでスイート泊まって食べるほどのもんじゃないというか、良いホテルでわざわざお金払って食べるような豪華さは微塵もない。

 まー残念でした。

部屋が良くてもその他、良サービスを提供する「人」が居ないんじゃどうしょもない。

 長年「安いホテルの高い部屋」と「高いホテルの安い部屋」のどちらで過ごした方がより快適なのか?の答えを求めてきましたが、イレギュラーからの特別扱いだったり特別な(思いのある)部屋だった事を考えず「素のスイート」として評価したら、今回のはダメなホテルの高い部屋。

ラウンジで提供されるものはしょぼいし、ルームサービスは21時で終わりで、トロワグロ佳香はなくなって(なだ万はクソ嫌い)、ついでにプールもなくしちゃったら寝るだけで、寝る以外「ナニシニイクノ?」って感じです。

近くのヒルトンには賑わい具合から完全に負けていたし、同じく近くの京王プラザにも余裕で負けているようで、この「今の」ハイアットリージェンシー東京の一番安い部屋に泊まるくらいなら、三井ガーデンのプレミアのようなちょっといいビジネスホテルの方がいいんじゃないですかねって思いました。大浴場だってあるし。

 身売りせずこのまんま残っててもこの感じじゃもう泊まる事はないでしょう。良い思い出がいっぱいあるホテルだったので残念です。