ホテルニューオータニ ガーデンタワー スタンダードダブル

 珍しく数ヶ月と前から入っていたイベントがてら泊ってきました。

イベント先からの最寄はパークハイアット。が、しかしレストラン含めて気分じゃなくて、次に近いのはビジネスホテルになりますがこれも気分じゃない。食事はしたいし。

 リージェンシーは来月行くかもしれずパスして、京王プラザまで目に入ってきたらすごく懐かしい感じのホテルに泊まりたくなりました。

  • まず優先してたのはホテル内での食事(行ける気分のレストランが複数あること)
  • 次にホテルの中、もしくは周辺をぶらぶらしたい

食事はホテル内ですませるつもりでいましたが、篭るつもりでもなくとにかくぶらぶらぶらぶらうろつきたかった。

 これに「昭和な感じ」「ホテルらしいホテル(自分の思う)」を足すと当然浮かぶ御三家で、中でも気分ピッタリだったのがニューオータニのアーケード。

あそこはレストラン多いしアーケードなんかもろ昭和のホテルって感じで、広いし、庭もある、赤坂近い。タクシー代考えてもニューオータニ以外ないなとなり、本来フルハイトの窓好きな自分ですが、今回は「昭和にひたる」という点にこだわってガーデンタワーを選んでみました。

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 宿泊料が安いというのも理由の一つになりますが、まー実によかったです。

まったくもって快適。快適すぎて今後ザ・メインや禅の利用は必要ないんじゃないかってくらい(「古い」ことは知ってますし、ザ・メインとも1万円くらいの差で、ある程度の「覚悟」があって訪れてます)。

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 けれどまずすんごい綺麗。古さによる小汚さは微塵も感じない。

古いけれども清潔感があり、特に絨毯の印象が良(シミの目立たない色、柄って重要ですね)。

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※ シーツ奥の部分にシワがあるのは自分のせいです

 そしてだいぶ広い。広く感じました。

写真ではそうも見えないと思いますが、ベットから窓までの空間がかなりあって。

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27.3平米だそうだけど、35平米くらいの部屋と大差ない感覚。

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 毎度27で思い出す横浜ロイヤルパークのスタンダードダブルここの印象が相当悪いせいか、どこも広く感じてしまってるのもあるかとは思いますけれど(実際狭いのか、はたまた間取りの問題なのかはわかりません)。

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 天井の低さはさほど気にならず。

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古い(i mean 20世紀の)ホテルで真っ先に気になるのが天井の低さで、建築年が古いと梁も目立って圧迫感があってイヤなんですが、ここは妙な安心感あってとても居心地よかったです。

 居室部分は広く感じましたが反面水周り、洗面室は27平米らしい狭さで、たぶん前出の横浜ロイヤルパークスタンダードダブルのと同じくらいでしょう。

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 それでもこの差はなんだろう。こちらのはまったく閉塞感がない。

照明や壁の色の差なのか、これくらいしか理由が思い浮かばない。

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 この錦絵みたいなのも日本人の美意識、「風呂という場」に合ってると思いました。西新宿の某ホテルと違って(笑。

 シャワーブースや洗い場はありませんが、好みの形の浴槽で浅さは気にならず。


 \_∧

自分の場合のような姿勢をとり、自分の腰の位置でつかり具合を調整するので長さがあれば深さは必要と思っていません。

以前にも書いたことありますが、むしろ深いと=フチが高くなるわけで、腕や足をフチにかけて外に出したい自分にとってはまったく嬉しくなくマイナスな点になります。

 

 計画通りホテル内をぷらぷら散策し、途中で食事もすませ。

 食事の写真は撮ってませんが、やっぱりあれだけ色々あると選ぶ楽しみがあります。眺めのいいところや、雰囲気のいいところ。部屋へ戻る時ラウンジの前を通りましたが、生演奏の歌が見通しのいい広い空間と相まって「あ~なんかホテルに来てる気がするw」と気分は上がる。

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 このスーパーメロンショートケーキを買う前であったら寄ってたと思います。(これはこれでとてもおいしく満足。ケーキ自体は甘くなくメロンがちゃんと甘い。高いわりに皮の方の食べたくない部分まで使っているものが多い中、高いんだけれども逆に安く思える好例)。

 

 とにかくこの部屋で一番の印象はやっぱりこの窓。

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 なにかの乗り物の窓のようで懐かしい雰囲気。国鉄時代に弁当売りが売ってたあの容器のお茶を思い出し飲みたくなる。

 一番上の写真もですが、その車窓からの眺めがまた実によくて。

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こうして撮るとまるで絵画のよう。ザ・メインの部屋からの眺めとはまた違う。

 

 以下やや愚痴(笑。

この日向こう三軒両隣に宿泊客が居たかどうかがわかりませんがすこぶる静かでした。物音、話し声等まったく聞こえず。

 部屋の広さ狭さや、シャワーブースのあるなし、天井や窓の高さなんかは公式HPを見るなり、宿泊予約サイトを見ればある程度わかりますが

 「外や隣から音がどれだけ伝わってくるか」

という点に関してだけは、実際泊まってみないとわからない。

 隣人なんかに関しては当たり外れもあるので一概には言えませんが、例えばエレベーター。

エレベーターの隣の客室、エレベーターホール周りの客室。これらが気になるホテル、気にならないホテルの造りの差は確かにある。

 食事は全部ルームサービスで数日一切部屋から出るつもりがない。というのでない限り、角部屋は別としてエレベーターホールからやたら遠い部屋は行き来が億劫になるので好きではありません。

 この日は特別なリクエストなしにエレベーターまでほどよい距離(数室先)の部屋をあてがわれており、快適な夜でした。

と、これがホントに夜までの感想(苦笑。

 早朝、ホント、ド早朝に起こされました。

 なんかピーチクパーチクうるさいおばちゃんの話し声。昨日あれだけ静かだったのにいったい今はどっから聞こえてきてるんだ???

 廊下から音の方向を探ろうとドアを開けたら即判明。10mはあろう先の、エレベーターを待ってるBBA集団からでした。

「話すな」とはいいませんけれどやたら声がでけぇ。

 昭和の踏み切り前じゃあるまいし

 朝っぱらからなんでそんな大声で話す必要があるのかと

お前らババアは自然に目が覚めて起きてるからそれが普通なのかもしれないけれど、寝てる人間居るかもと最低限時間を考えろ

 

 基本的に自分は都心のホテルに宿泊して朝食を摂ることはそれほどありません。

自然と目が覚めるまで寝ていたいので、必要ないのに早起きするくらいなら、朝一始発までの数時間(漫画喫茶で)マンガでも読んで寝ずに帰ります。

 朝食の時間なんかに起きたくないんです・・・

 以上、次回ガーデンタワーを利用する際にはエレベーター近くは必ず避けます。

 フロア図を見てないけれど建物の造りから想像するに、エレベーターから3方向へ引いた直線の左右に客室を並べてる形でしょうから、一番奥の部屋の前からでもエレベーターの前に立つ人間の姿は見えると思われます

 さすがに数十m離れれば問題ない。と思いたい・・・。

 

 条件的にはとてもよい部屋にしてくれたと思います。遠くなく近すぎず程よい近さで。でもこればっかりは仕方なかったですね。隣人運同様今回はツイてなかった。

 それにやはりこのホテルは客の年齢層が抜群に高目なのかもしれない。

ニューオータニへは1~2年に1回くらいは食事をしに来たついでで泊まる。「いいんじゃないかな」と思いました。

手洗い チャイナブルー

ばっちりでしたね

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隙がないというより手を抜いてないと感じた

これぞ宿泊料金高いホテルのレストランのトイレといった感じ

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内装や料理同様、ここでもモダンチャイニーズといった感じで統一されたデザイン

さすがです

サービスに?が出ても、こういう感じだからなんか好きなんですコンラッド

手洗い

自分としては店の良し悪し決める重要部分でもありますので、結構写真を撮ること多いです

単に綺麗であったり清潔感があるのは当然として、いかに店の内装同様こっているかです

お店の公式HPやぐる○○なんかじゃわからないんですよね。トイレがじゃなく、お店の質感っていうのかな、全体の感じが

一昔前だと内装が凝った風な感じの「和風創作居酒屋」みたいなのをよくみかけたんですが、写真自体が巧かったり、お店で一点しかない所なのに角度を変えて撮ってたりとか、そこに座ったたった一人用の奇跡の1枚なのにさもどこからでもみたいに、とまぁとにかく巧みでw

行ってみるとなんだこりゃ?ていう店が少なくなかった

まぁそんなような店も2~3店くらい重ねて行ってると傾向と対策が出来てきまして(笑

当時の話で言うと客単価3500円以下の設定に見えた店には行かないようになりました

 

それなりに食えるもんを作って出してりゃある程度はする

普通に店造るより凝った内装にしてる分初期投資が嵩んでるんだから、洒落た空間の店は多少高目になってしまうのも仕方がない

っていうか当たり前なわけで

やたら洒落た感じで高そうに見えるのに居酒屋くらい安くてっていう店にいざ行ってみたらかっこよくて、美味しくて、また来ようって思えた店、一つもありませんでしたね

 

ホテルのレストランなんかはそういう店の対極ですね

それなりの空間で上質のサービスでそれなりのもん出してるから、それなりの値段を取られる

ハズレがない分、掘り出しもの感というか驚くほどのものに当ることもほぼないんで、発掘する楽しみや見つけた時の喜びもないのが面白みに欠ける部分ではありますが

 

話を戻すと、ある程度出せば洒落た内装の店にてうまいものも食べられますが、予算を上げるほどに選択に入る店が増えるので、ちょっとおいしかったくらいじゃ再訪に到るほどの差にならない

 

ここでトイレへ行きます

 

内装力入れて凝ってる店でもトイレが普通なところ多いんですよね

というよりトイレにまで力を入れてるところはさすがに少ない

お店の扉開けた瞬間から異国情緒全開でも、トイレの扉開けるとそこはやっぱり日本(苦笑

いきなり何の前触れもなく日本に引き戻されると気分が全壊します

ここでいっつも思うのが、蛇口と洗面台くらいまでは気を抜かずに洒落乙なの選べば・・・

 

便所ですら気を抜いてない店は10年経っても覚えてますね

原宿は明治通り沿いの「FONDA DE LA MADRUGADA」

いまだにここを超える衝撃を受けた店には出会えてません

 

小汚いけどめちゃくちゃ旨くてしかも安い店ってのも好みです

旅行記。喰遊記、時に宿泊記