食@海外

67 香港 珍寶王國(珍宝王国) JUMBO KINGDOM 

 今回香港へ立ち寄ろうとした一番の目的はここに行くためでした。

 水上レストラン ジャンボ

ホームページを見るとジャンボフローティングレストラン(JUMBO FLOATING RESTAURANT)とありまして、ジャンボキングダム(JUMBO KINGDOM)が正式店名でしょうか。

 海外へ行って以来好んで見るようになりましたが、それ以前で旅行番組を見ていた記憶はあまりないんですけれど、なぜだか香港というと真っ先にここが浮かびます。

 初めて訪れた時、見たことのある眺めが目の前に広がってて思わずはしゃぎました。

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ネイザンロードのせり出してる看板や竹の足場、スターフェリー乗り場からの香港島の夜景、ビクトリアピークからの夜景と、それぞれに「おぉ~っ」と感動するものはありましたが、一番だったのはココ。

幼い頃からテレビで「香港」と言えば必ず出ていたような印象があり、水面に浮かぶ過度の、華美な装飾、煌びやかな感じが自分の中の「いかにも香港」像になってます。

 

 「団体(パックツアー)で行くと美味しくないけど、個人手配していくと別物」というクチコミが、当時(1998年)のガイドブックで既にあったと記憶してます。

居候させてもらってた友人から「お客さんを接待したいからどこかいいレストラン探しといて」と、まるで関係なかった自分が「暇だろ」という理由から結構な大役に抜擢。

そのお客さんは初香港とのことだったので、いかにも香港っぽいところで記念になりそうなところのココはどうだと提案したら、友人を含め6名誰も行ったことがなく「面白いんじゃないか」と採用され初訪問。

自分が一番喜んでいたと思いますが、目の前にこのどこかで見た見覚えのある電飾だらけの派手なレストランの見た目と、やはり舟で渡るというアトラクション的な感じから皆で盛り上がったのを覚えています(一番上の人で当時30代後半くらいだったと)。

この時の記憶がとてもよかったので、もう一度行きたいって思えてたんだと思います。

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 初めて来た時は後ろのマンション群なかったような気がします。

手前の船乗り場のとこにもマンション建ってましたけど、それもなかったと思った。

スターフェリーもそうなんですが、たいした距離じゃないですけど「船に乗る」って行為が非日常でなんかワクワクするんですよね。

 「おぉ。どうすんの?どうすんの?これこの船で乗っていいの?」

みたいな感じで(当時)。

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 自分で予約してもよかったんですが、コンシェルジュに予約を頼んだのがここです。

一度は邪魔されたというか、気分を害されたことが行くべきでないという暗示に思え止めたものの、「もう帰国だなぁ。。。」と思ったら、次にくるのがいつかわからない・・・と思って行きました。

 レストランにつくと時間が時間だったからでしょう。名前を聞かれることなく案内。

されたのが2階のドラゴンコート。

ホテルから予約したんで過分に気を使ってもらえたんだと思いました(苦笑。

 「こっち(ドラゴンコート)の食事と雰囲気を味わいに来たわけじゃないんだけどな・・・」とは思ったのですが、歓迎してもらってるようなのでとりあえず席に案内してもらいメニューに目を通しましたがやはり目当ての料理が見当たらなかったので、「これある?」とホームページの写真を見せつつ聞いてみましたが首を振られたら(無理やり頼むことは出来たかもしれませんが)、他にお客さんがいないのもさびしくて

「上のがいいんだけど・・・」

と伝えました。ホテルを出たのが21時過ぎで、しかも平日。ま、下(ドラゴンコート)でなくともガラガラですよね。

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でもお客さんがいなく賑やかじゃないとしても、やっぱり昔と同じ所が良かった(笑。

 その時は大人の人たちにおまかせで、どれかのコースによっぱらい蝦を食べてます

 今回初めて値段を意識してメニューを見たことになるわけですが、4人様とか6人様の文字。。やっぱ大勢で来てワイワイと食べるべきレストランですよね。そういうの賑やかなのがホントよく似合うレストランだと思う。

幸い?どのコースメニューにも食べたかった蝦蛄が見当たらなかったため、来る量に怯えながらも単品で注文していくことに・・・。

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付いてくれた人がいかにも香港人って感じの、声の大きい世話焼きなメガネのおばちゃんだったんですが、色々気を使ってもらい助かりました。ありがたかったです。

 まずはご飯ものを食べないと気がすまないのでとりあえず炒飯(2種あり)。

昔なら意地で完食目指してたと思いますけど、もう頼む前から残すの前提です。。。

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 1品としての値段が安く見えない理由は量が多人数向けなんですよね。だけれども残すのはもったいなくて、香港では注文に際して考えることが多かったです当時から。

この炒飯も4人で取り分けても多いと思える量。6人だとしても他に追加で麺類などお腹にたまるものなら要らないかなーという感じの量がある。

 そして今回はこれを食べに香港へ来たとさえ言える、シャコのスパイシー揚げ炒め。

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 まー昔(別のレストランで)食べたのよりとてつもなくデカいデカい。

初めて食べたのは上環か銅鑼湾のレストランだったんですが、もっと小ぶりなシャコがチャーハン皿みたいな大きな皿に山盛りになっていました。

ちゃんとした酒家(レストラン)でフカヒレやハト、北京ダック、酔っ払い蝦などなど色んな料理を食べ「コレオイシイ!!」「また食べたい!」って思ったのはこのシャコの揚げ風なモノだけだったんです。

 その小さいシャコの山盛り皿を求めてザンボウに来ましたが、このデカさを見て時価というのに納得。

 多分小さなシャコの山盛りが食べたいなら、店頭に水槽がいっぱい並べてある屋台の雰囲気もある海鮮食堂みたいな店に行った方がありつけたっぽいですね。自分の思い込みでついテーブルクロスがかかってる店ならどこでもあると思い、ここに来ましたが。

 シャコが高級食材っていうのも今回初めて知りました(写真ので300HK$程度)。

 せっかくなんで酔っ払い蝦もと考えましたが、ミニマムが10匹だかで通常4名様用。

さすがにデカシャコと炒飯もあるので、デカエビ(時価)に一杯来られても困る。

数合わせに考えていた点心メニューはランチのみということで頼めず。

 空芯菜炒めでもあればなぁ

なんてパラパラめくって考えていると「ノーベジタブル?」と言われたので「じゃあオススメを」とまかせました。

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 ら来たのがコレ。

写真じゃ伝わらないのが残念ですが、びっくりするくらい太くてやはり量がとんでもない。。。

 これホントに噛み切れんのかな・・・?

って不安に思ったくらいの太さで、軽く親指、単二の乾電池くらいあります。

食べてみるとお高いアスパラくらいの柔らかさで、意外と飽きずに食べられる味付け。

とりあえずこれだけ頼んで、炒飯などそれぞれの皿の量を確認した後に何かもう一品くらいは追加注文をと考えていたんですが、胃袋がこれで限界。

最初の香港訪問時のかなり早い段階で気づきましたけど、香港でする食事はホント大勢に限る。喫茶店みたいなとこで炒飯を頼んでも軽く3人前みたいな量で来ちゃうから毎回毎回残さず食べきれるか戦いだった(笑。

日本で思う普通な一人前って廟街で食べた煲仔飯とか叉焼飯くらいだったような。

 隣の隣が4人連れでコースっぽいのでワイワイしてましたが、うらやましかった。

幸運にもここに初めて訪れた時がそうでしたが、円卓埋まるくらいの大人数であれこれ色んなものを頼んで賑やかに食べる機会に恵まれたなら是非ここに行ってもらいたい。

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 再訪しての感想ですが、やはり「不味い」とは思いませんでした。

 感動するほど抜群に美味しいわけではないかも知れませんが、気張るほど高くはないし、むしろそこらの他レストランと比べるとそこそこ美味しくて高くはないので、お得だと思います。

 船にも乗れるし

日本のハズレ中華レストランで食べるよりは間違いなく美味しいですし、及第点はクリアってところ。

お客さん多くて賑やかな時間に来てればこれぞ香港って空気の中の楽しい食事で、テーマパークの一アトラクションに来ているような雰囲気はいい思い出にもなるでしょうし、満足度は間違いなく高い。

 そして書いてて思い出しましたが700ドルくらいの会計を超えると片道分のタクシー料金を受け持ってくれるんですよねココ。

だから行きのタクシーで「快D拉ーーー(さっさと降りろよー)」なんて嫌味を言われイヤな思いをしながらもレシートをもらったのに、すっかり忘れて帰ってきちゃった。。。70HKDくらいでしたかね、たしか。

 

2022年6月追記

 どっかにフィリピンの方へ曳航中に沈没、というニュースを今知りました。

コロナの影響で営業を中止という話は聞いていましたが、「コロナが落ち着きさえすればまた」と期待していたのももう二度と叶わなくなってしまったようでただただ残念で仕方ありません。

「いつまでもある」と勝手に思ってた所がこうもあっけなく無くなってしまうのはこのコロナ下(禍でなく)の数年で幾度と経験させられてきましたが、慣れるもんじゃないですね。

 あの路上にせり出す看板と竹の足場とココが、香港に行くまでの自分の中の香港で、初めて香港を訪れた後も色々な良い思い出の象徴みたいなとこだったので悲しすぎます。恥ずかしがらず動画撮っておけばよかったなー。

50 バンコク HEAVEN ON ZEN

17階にZENSE、18階にSHINTORIって創作和食(って意訳でいいんだろうか)のお店があって、その上19階にホライゾンズってバーがあって、更にその上20階部分がこのバー、ヘブン

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屋内部分@HORIZONS

18階から階段を上り19階のバー店内を通り抜け屋外に出た後、更にDJブース前の階段を上ってやっとヘブンなので、どこがどこやらちょっと混乱、屋外部分がとにかく広くて圧倒される

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日本じゃ絶対無理だなと思う大胆かつ自由な造りが開放的でうらやましくも感じたり

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音量は思っていたより控えめで(お客がいなかったためかも)、隣が全く気にならない広さでゆったりととられていて快適

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飲みものだけと思いきやタパス(小皿料理ですかね)メニューがすごい充実しててどれも作り置きな酒のつまみ的なものじゃなく、喰い応えがあって食べやすそうな温かいものが多くてどれも魅力的で、こちらで食事にしてもよかったと思いました

タパスということでどれも量が少なそうなので、いろんな料理をちょっとずつ食べたい自分好み

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飲み物は1杯200Bくらいだったような(レシート探します)。日本と違ってグラスが大きく量がしっかりあるので、とにかくそんな高いと思った記憶なし

そして期待して行きましたが、やはりトイレもしっかり洒落た造り

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使うものが決まっているから自由度低いと思うんですよね、デザインが画一的になりがちな場だからこそ、腕やコダワリ、センスの見せ所だと思っています

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日本のお店で一般家庭と似たような造りの便所だったら、一気に現実引き戻され醒めませんか?逆に言えば、トイレごときと手を抜いた造りの店はきっと味も中途半端な残念な店認定してます

 

周囲どの方向へも行けるのでフラフラしてると泊まろうとしてたホテルの何軒かが見えて

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ハイアット

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アマリ

ここらの宿にしてればこのZENにある店一通り行けたなって思ってましたが

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インターコンチネンタル

最近建ったらしきホテルの↓屋上には屋外レストランの↑ようなものが見えて

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この円筒型で紫ピンクに光ってる建物もホテルですよね

まー行ってみたい店次から次へ見つかって無理でしたね(苦笑)、ここらは屋台の誘惑も多いし

 


今回は屋台以外で「高目のタイ料理」を何回か食べましたが、ちょっと考え変わりました

というのも値段の高かったカオパットほど旨くなっていったから(笑)

リーバスーリヤから始まってゼンスまで

もちろん屋台のも充分美味しいですし、高いのが屋台の何倍も旨いのかって言ったらそうではないんですけど、でもたまにはいいかなって言うくらいの違い、旨さを発見してバンコクでの食の楽しみがまた増えました

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これにて今回のタイ旅行記は〆。続いて香港に飛びます

49 バンコク ZENSE

旧ワールドトレードセンター、現セントラルワールド

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ZENと伊勢丹の間の4~5階に家具屋さんが結構あり、そこを見るのが大好きでよく行きました

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2006年時

前回来た時で既に改装工事らしいことはしてましたけど、こんな感じになるとは

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初日にZENを訪れた時気づきましたが、フロアの真ん中にエレベーターが出来てる

前はこんなんなかったよな?

記憶だと6階が最上階でそれより上には行くことは出来なかったと思いましたが、17F~20Fのボタンがあってレストランやバーの案内がある

 

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驚きましたねー

6F部分の中もだいぶ変わっていたのに、上の方にすごいオシャレそうなレストランが出来てる

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オープン時間は17時過ぎと書いてありましたが、エレベーターは動いていたので、ちょっと覗きに行ってみたらこれがまぁすごい贅沢な感じで、絶対来ようとw

今回のバンコクは結構雨が多くて、明け方にシトシト降ってたり、1日数回降ることも珍しくなくて中々行く機会に恵まれませんで、やっとこでした

そしてZENの6階エレベーター前の立て看板を読み解くと、レストランが2店とバーが2店。うちレストランの一つはジャパニーズアートキュイジーヌと書いてありました


予約なしで行ってますが予約したほうが無難でしょう

席がないってことはなさそうでしたが(行ったのは日曜)、自分の場合席が気に入らなければ2~3時間待つのも構わないし、なんなら翌日出直してもいいってつもりで飛び込んでますから

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とりあえず17階の方へ行って席があるか聞いてみると、あるというのでメニューを見せてもらい、上の階(ジャパニーズアートキュイジーヌ)も気になるのでメニューを見せてもらいに行く

めちゃくちゃ遊んでいるなら、それは日本の味ではないでしょうからちょっと悩んだと思います。けれどメニューを見ると、これがそう冒険してるようなものではなくオシャレな日本食のよう

もっと味が想像つかないようなアレンジされた日本食なら食べてみたかった。
この日までベタな日本食を若干食べ過ぎてたのもあって(苦笑)あらためて下へ

あともう一点強いてを言うなら、エレベーター降りて見える店の感じですね(↓は17FのZENSE)

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上もすごいオシャレだったんですが、ちょっとクールすぎたというか無機質っぽくて下に軍配

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日本でこれだけ空間贅沢につかってるレストランってないですよねー

10年くらい前、こういうオシャレなレストランに行くのが好きで結構行ったんですが、どこも味が伴わないというか、どこへ行っても似たようなもので、また食べに来ようと思える店はほぼなし

お店自体も写真の撮り方巧くて行ってみると全然違ったりとか、VIPルーム的なところの1箇所ピンポイントのみが、とかでがっかりさせられるところも少なくなく。。

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バンコクにはこういうお店多いんでしょうね最近。ガイドブックでも見たような気がするし

「窓際がいいなー」と思いながらさきほど受け付けにいたドレッシーな子に「こっちに決めたよー」的に案内をお願いすると

 「外と中とどちらになさいますか?」

と言われ「外あるんだ!やべー」ってな感じに驚きました

混みあってて居心地悪い席じゃどうしょもないので、「とりあえず見せてw」と言って外の席を案内してもらうと、思ってたよりか人はいるんだけど、思っていたよりも席は空いている

17階なのでそこまで高く感じませんね

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ちょっと暗いですけど、肉眼だとこんなもんで↑。こんな明るくはないです↓

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日本だとこういうのは無理なんでしょうね、昭和の頃ならともかく

料理は確か6カ国か5カ国料理(日本、タイ、イタリア、ロシア、インド、あと中華?)に分かれてて一品250B~300Bのが多い

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アスパラガスとハム巻き

飲みもんのが高かったです。ソフトドリンクで200Bくらい

ワインやシャンパンも2000B~10000B越えのものまでそこそこあり

IMGP5818 (Large)手羽タイ風

「日本食と辛いのは除いて」とオススメを聞いた後、再考

IMGP5819 (Large)蟹スープ

英文だけで書かれたメニューで、ある程度しか想像できない中での注文

どんなの来るか、想像していた通りのものがくるのか、はたまたまったく予想外のものが来て、それが大変美味しく新たな出会いになるのかどうか

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ソムタムソフトシェルクラブ

もちろん大外しすることも少なくないんですが、懲りることなく旅行中の楽しみの一つです

 2日後にはタイを離れちゃうからせっかくなので、タイ料理を中心に・・・

 これだと鶏肉でかぶってないか?・・・

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カオパット揚げ魚

などなど、結構な時間悩んでいたんでしょう。写真つきのメニューを持ってきてくれました

最初から持ってきてよ(笑

注文はほぼ決まってましたが、面白くって一通り見ましたがやっぱり全然思ってたのと違う(笑

味はどれも(蟹スープ以外)思ってたとおりの味で美味しく大満足

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奥や更に上にもなにやらVIP席のようなものがあり

 すごい造りしてんなー

と関心していたんですが、どうやら上の方のは上階にあるジャパニーズキュイジーヌのらしくてそちらにも外のテラス席があるようで、こちらもまた次回の楽しみ

IMGP5805 (Large) (一番上の写真と同じとこ撮ってます)

空の色で比べると分ると思いますが、実際はこれくらい。定かな記憶じゃないんですが、背の高いビルが増えたように感じる

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それにしても久々のバンコク、常に胃袋が足りませんでした。