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天麩羅 水暉 ザ・リッツ・カールトン京都

 去年末何かを見ていて、たまたま京都のリッツカールトンに天麩羅屋があると知ったことが年末年始の18きっぷ旅計画につながります。

「大阪まで届かなくとも名古屋まで辿りつけば京都まではここを目標にがんばれるかな」的な

 だから今回の旅行中「○○が食べたい(どこでもいい)」という漠然とした感じじゃなく、「ここで」「この店じゃなきゃ!」ときっちり予約して行ったのが天麩羅水暉。

帰りがけに途中下車して寄ったのではなく、大阪から一旦戻る形で行ったわけですが、その甲斐は十分過ぎるほどありました。(ちなみに18きっぷ旅は流れた)

 

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京都は街並みが独特だから居るだけで気分上がりますし、歩くのが楽しい。

敷地内に足を踏み入れてからは、さすがはリッツカールトンと期待通り。

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たぶん日本国内だとサービスは抜群でしょうね、このホテル。

と、泊まってないのに思ったくらい。

雰囲気の良さやホテルの豪華さみたいなもんは期待通り、と言っても決して誉めて(喜んで)るわけではなく「リッツカールトンならこれくらいは」と当然な範疇内のもので、サービス≒人の方は、「これは(泊まったら)相当良いんじゃないかなー」っていう期待以上も期待出来る、期待通り。

ザ・リッツの看板はここまで働いてる人の意識を上げるのかと久々感じました。

 

 混んでいるかと思いきや到着時は貸し切り。

予約は入っていたそうなので、予約が取れたこと自体ツイテたのかもですね。

東京のひのきざかにもここ何年かで何度も行こうとしてますが、毎回蹴られてますので。

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他に客がいないので遠慮なくあれこれ、コースやオススメの魚介を聞く。

 揚げ始めの前に、コースで揚げる天種全てを一皿に見せてもらえたんですが、そこに東京ではまず入っている魚介の、キス、めごち、イカあたりがないんです。

 「江戸前(東京のという意味)の天麩羅ではないってことなんだな」と期待増。

やはり地の物だったり、名産、せっかくですから「ならでは」のモノを食してみたい。東京で食べる江戸前のものと違っていて新たな発見があろうものならわざわざ京都に来た甲斐もあるので

 これも期待通り。

野菜の方の見(聞き)慣れた食材は舞茸と島津くらい。

IMG_125341 (Large)大根おろし。丸い。

香妃(コース名)の天ぷら十品は、車海老から始まって魚介は太刀魚、伝助穴子、鱈の白子。

野菜は慈姑、舞茸、堀川ごぼう、蕪、島津、カマンベールチーズ。(順不同)

太刀魚に伝助穴子、慈姑、牛蒡、蕪は珍しいですね。カマンベールチーズなんかも面白い。

 メニューに刺身や造りの文字を確認したのでそれらがない香妃を選びましたが、茜との違いはその他にも、車海老が1本と2本、に天茶(かきあげ)が選べるか、が違うようです。

穴子をマアナゴではない別な種類の穴子と思っていたため、なにか東京での種と食べ比べたいと、とりあえずキスを追加しました。(大物のアナゴを伝助アナゴと呼んでるそうです)

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普段食べてるモノより大きく(太く)見えた車海老。を食べたら揚げ加減がドンピシャ自分の好みだったのかやたらうまく感じてしまったのでコースを食べ終えた後1尾追加(画像はその二本目)

都内の天麩羅では出てこないであろうアマダイも追加しました。

おすすめのご飯とやらは確か、鳥とごぼうの炊き込みご飯のようなもので、それはそれで大変惹かれましたが、天茶のかき揚げが貝柱や海老単のものではなく、野菜も入ったものだというので天茶に変更。

CIMG2631 (Large)天茶

「美味しい」なんてのはもう当然で、特に印象に残っているものを 

CIMG2618 (Large)慈姑と太刀魚

太刀魚は思っていた通り天麩羅でも合いますね

CIMG2624 (Large)甘鯛

アマダイは松毬揚げとおなじように鱗の食感が油で揚げた香ばしさと組み合ってウマイ

CIMG2620 (Large)堀川ごぼう

すごい太くてどんな感じだろ?と思ったゴボウですが、素揚げみたいな感じで、想像した以上にホクホクで柔らかく、ゴボウの風味がほんのり香る具合が美味で、野菜の旨さを凄く感じた

後で聞いて知りましたが、この堀川ごぼう、太さの特異な見た目なので京野菜の一つだろうなとは思ってましたが、この寒い時期だけの特別なものだそうです。とても美味しかった。

そして一番驚いたのが蕪の天麩羅ですね。

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茄子の天麩羅は加茂茄子だの水茄子で食べてますけど、蕪の天麩羅は生まれて初めて。

食べてみれば、ナスだったりアスパラだったり同じように野菜の瑞々しさを感じる天麩羅はありますから、不思議な食材でもないんですが、食べてみてその美味しさに驚きました。

この蕪の天麩羅だけ「このカラスミ塩をつけて食べてみてください」と最初から並んでいた塩群とは別に出された塩をつけて食べるようにすすめられ、そうしてみたところとんでもなくウマイ。

蕪だけでかじっても、油で熱せられて熱くなっている馴染みのない(普段蕪なんか漬物でしか食べず冷たいものの印象しかないため)熱い状態が、蕪の持ってる瑞々しさと香りを際立たせていて美味く感じたというか、「蕪も天麩羅にして合うんだ!」っていう感想を持ちましたが、

これがカラスミ塩をつけて食べるとさらに蕪の甘さと風味を引き立ててるようで絶妙。

このカラスミ塩、塩だけなめてみるとナマモノが苦手な自分には魚臭さを感じてしまったくらいなんですが(ちなみに鱈の白子にも感じています)、不思議と蕪につけて食べてる間はそんなこと全く感ぜず、蕪の甘みと塩の旨みだけしか感じてませんでしたから、まさに「合う」という、出会いの妙はこのことだなと思えました。

 塩の話しついでに天つゆと塩の話も少々。

普段から醤油が好きなのでこういうお店に来てもだいたい半分くらいは天つゆを使うんですが、浦和の荒川とは逆でここはほぼ塩しか使いませんでした。

つゆが好みじゃなかったということではなく、塩の旨さ、甘さがすごく、天つゆで一口試すも塩で食べた方がはっきりとウマイ。

4種の塩が用意されてあったので(抹茶塩等)食後に塩だけなめて味見してみたんですが、塩だけなめても甘いというか、塩っ辛くない丸みのあるただの白い塩が一番だったことは付け加えておきます。

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 天麩羅が好きなので東京でいわゆる名人と言われる人たちの天麩羅を食べてきていますが、職人でしかわからないような高い水準の「腕」という部分は、料理人でない素人の自分にわかりかねます。が、しかし気配りという点においては負けてる部分は全くないと思いました。(持ち上げられて名声にあぐらかいていい加減な仕事してる名人相手だったら完勝でしょ)

これ一通り食べ終わった後の懐紙なんですが、自分が行き始めた頃のみかわや楽亭でもここまで油が染みてないってことはなかったです。もちろんただ油を完全に切ってりゃいいのかって話にはなりますけど、どういったことであれ「気を使ってもらえてる」ことが嬉しいんですよ。

 ホテルのレストランでしたけど久々の大当たりでしたなー

 

 京都は高い建物ありませんし、町全体に魅力が溢れているので、現年齢ではホテル(内)にまで魅力は必要ないという考えでいます。快適な屋内に籠らずに出来るだけ外に居たいから。

だから京都は泊まるならハイアットで充分いいと思ってましたし、また最近の興味で言うと旅館や町屋の貸切にあるため、京都にリッツカールトンが開業したと聞いても全く調べずどこかのサイトの記事を読んで5階建て?で新築ということを知っていたくらいで宿泊候補にならなかったのですが、今回で各レストランの雰囲気と見て取れた様々な接客の良さから泊まってみたくなりました。

公式HPにあるメニューを見たら夜でも安いんですよ(比:専門店での価格)。再訪しました夜編こちら

 画像がピントが合ってないのは今回に限り仕様です。久々持ち出してきたデジカメをスマホ感覚で接写してたら、それは近すぎっていうお粗末さ。。

 

追記

ここのデザートのアイスをありがたがってる人って、「おいしい」とか味がどうこうではなく意味不明な「格」とか名前でも食べられてるんでしょう。

○○のって付かずに同じもの出された場合にも同じ評価してると思えないんですよね。

もっとうまいアイス作ってる日本人いくらでもいるでしょうに。どこかの国の本人手作りでもないものをありがたがる感性は自分にはありません。

その人の本国ならともかく、手がけた人の名前より実際作られた人の顔と名前のが知りたくありませんか。

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